ルノー『セニック』新型にスポーティな「アルピーヌ」仕様を設定…IAAモビリティ2023

ルノー・セニック E-TECH エレクトリック の「エスプリ・アルピーヌ」
ルノー・セニック E-TECH エレクトリック の「エスプリ・アルピーヌ」全 10 枚

ルノー(Renault)は9月4日、Cセグメントに属する新型電動SUV『セニックE-TECHエレクトリック』に、「エスプリ・アルピーヌ」を設定すると「IAAモビリティ2023」で発表した。


◆「エスプリ・アルピーヌ」の第六弾モデルは初のEVに

エスプリ・アルピーヌは、ルノーグループ傘下の高性能車ブランド「アルピーヌ」のDNAにインスパイアされたスポーティな内外装が特長だ。エスプリ・アルピーヌの第一弾が、ミドルクラスの新型SUV『オーストラル』だった。

これに続くエスプリ・アルピーヌの第二弾が、3列シートの最上位SUV『エスパス』新型、第三弾がコンパクトカーの『クリオ』(日本名:『ルーテシア』に相当)の改良新型だ。エスプリ・アルピーヌの第四弾モデルが、最上位の新型SUV『ラファール』。エスプリ・アルピーヌの第五弾モデルが、改良新型『アルカナ』だ。そして、エスプリ・アルピーヌの第六弾モデルが、ミニバンから電動SUVに変身した『セニック』新型のEV「E-TECHエレクトリック」になる。

セニックE-TECHエレクトリックは、エスプリ・アルピーヌ初のEVだ。EV専用工場のフランス・ドゥエ工場で生産される。2024年初頭、欧州市場に導入される予定だ。

ルノー・セニック E-TECH エレクトリック の「エスプリ・アルピーヌ」ルノー・セニック E-TECH エレクトリック の「エスプリ・アルピーヌ」

◆スポーティさを重視した専用の内外装

セニックE-TECHエレクトリックのエスプリ・アルピーヌでは、専用の20インチアルミホイールを装着した。このアルミホイールは、グレーのセンター部分を囲むブラックのダイヤモンドカットが特長で、スモーキーラッカー仕上げが施された。

ボディカラーには、エスプリ・アルピーヌ専用色として、シェールグレーを用意した。フロントフェンダーには、エスプリ・アルピーヌの専用エンブレムが付く。

インテリアには、専用のバケットタイプのシートを採用した。スポーティな雰囲気を高めるため、ダークな色調で仕上げている。フロントシートの背もたれには、アルピーヌを意味する「A」のロゴが添えられた。ブルーのオーバーステッチと赤、白、青のステッチも採用し、シートベルトにはブルーのストライプが入る。ドアからダッシュボードには、ブルーのトリムが配された。助手席側のダッシュボードには、スレート調のクラッディングが施される。電気式の「e-シフター」が装備されている。

ルノー・セニック E-TECH エレクトリック の「エスプリ・アルピーヌ」ルノー・セニック E-TECH エレクトリック の「エスプリ・アルピーヌ」

◆高出力仕様のモーターは最大出力220hpを発生

EVパワートレインには、コンパクトで軽量なシンクロモーターを搭載する。2つのバージョンがあり、標準仕様は最大出力170hp、最大トルク28.6kgmを発生する。高出力仕様は、最大出力220hp、最大トルク30.6kgmを獲得する。

2種類のバッテリーが用意された。蓄電容量60kWhの場合、1回充電での航続が最大およそ420km。蓄電容量87kWhの場合、1回の充電での航続が最大およそ620km(いずれもWLTPサイクル)に到達する。このバッテリーは、CMF-EVプラットフォームに適合するよう、最適化されている。

複数の充電システムに対応している。全車に標準の充電器は、高速道路などのDC急速充電器や単相の家庭用充電器と接続できる。単相の家庭用システムにも対応している。また、最大出力22kWの交流三相充電システムも利用することが可能だ。

《森脇稔》

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