シトロエニストによる、シトロエニストのためのイベント、シトロエンランデブーが高山で開催

シトロエンランデブー開催
シトロエンランデブー開催全 27 枚

ステランティスジャパンは9月17日、シトロエンのオーナーイベント、“シトロエニスト ランデブー”を飛騨高山の高山市位山交流広場で開催。500台以上の新旧シトロエンがエントリーした。

【画像全27枚】

シトロエンランデブー開催シトロエンランデブー開催

◆笑顔溢れる1日に

「シトロエンのオーナーがシトロエンを持っていて良かったなとか、シトロエンのある暮らしが楽しくなったと思ってもらえるようなことをいっぱい考えること、これが私の職務」と語り始めるのは、今回のイベントを企画したステランティスジャパンシトロエンブランドマネジャーの中山領さんだ。それはブランドマネージャーという職責であると同時に、シトロエンというブランドを愛するが故のコメントだった。氏はこれまで様々なクルマを乗り継いできた中で、シトロエンブランドのクルマが最も長く所有していたという。その結果として自分がシトロエンを好きであることに気付き、現職へ就いたとのこと。

ステランティスジャパンシトロエンブランドマネジャーの中山領さん(右)ステランティスジャパンシトロエンブランドマネジャーの中山領さん(右)

そんな彼が企画したイベントなので、面白くないわけがない。朝9時半から終了する14時まで様々な演出が盛りだくさん。マニアックな人から最近シトロエンユーザーになった人、ファミリーやペット連れなど、どんな人たちにも楽しんでもらおう、笑顔で帰ってもらおうという心配りに満ちたイベントだった。

マニアックな人たちにはクイズ大会で盛り上がり、子供たちはキッズパークで遊び、ペット連れは広大な敷地によるドッグランを楽しみ、原っぱを利用してテントを張ったり、自宅から持ってきたピクニックシートや椅子などでのんびりとくつろいだりなど、それぞれがそれぞれのペースで楽しんでいた。

そして当然、同じブランド同士なので、隣り合ったクルマや、興味のあるクルマのところで自然と立ち話が始まり、そこからまた新たな交流が生まれるなど、シトロエニスト達の輪がどんどん広がっていったのが印象的で、ステランティスジャパン代表取締役社長の打越晋氏が冒頭のあいさつで、「いろんなシトロエンが集まって、それらを見て交流が広がり皆様が笑顔になっていただくこと。それが(このイベントで)期待している一番大きなこと」と語っていたが、まさにそれがあちらこちらで起きていたのである。

ステランティスジャパン代表取締役社長の打越晋氏ステランティスジャパン代表取締役社長の打越晋氏

また打越氏は、シトロエンのグローバルのCEOであるティエリー・コスカス氏から、「あなたの職務はステランティス、いや、私に関係することでいうとシトロエンのお客様の笑顔を増やすことだといわれた。この聞いた時に、彼がシトロエンのCEOをやっている限りはシトロエンのクルマは絶対に大丈夫だ、シトロエンの施策、マーケティングも絶対に大丈夫だとすごく嬉しくなった」とコメント。今後はこの言葉通り、ステランティスジャパンによって新旧オーナーがより笑顔でシトロエンライフが送れるようになっていくことに期待したい。

◆シトロエニストの聖地に

さて、中山さんはこのイベントの開催地を高山にした理由について、「イベントを開催するとなるとどうしても関東近郊になりがちだという反省があった」と振り返る。全国にシトロエンのオーナーがいることもあり、「シトロエンオーナーは長距離をいとわないと勝手に考え、また連休中日なので高山の古い街並みを楽しんだりと、シトロエンもマッチする旅行先のひとつのエリアとしても相応しいのではないか」と考え選んだと述べる。

シトロエン ベルランゴロングと高山の古い街並みシトロエン ベルランゴロングと高山の古い街並み

このイベントは高山市も大きく協力して開催された。高山市副市長の清水雅博氏もオープニングに来場。開催地の位山の歴史などを説明するとともに、高山市は古い街並みを住民とともに保存してきた結果として、価値あるものとなり全国から観光客誘致につながったと紹介。そのうえで、「古いものを大切にする気持ちは今日集まったシトロエニストの皆様にも何か通じるものがあると感じる」とコメント。また、この位山は「日本の背骨、分水嶺になっており、南の方には太平洋に流れる川が、そして北の方には日本海に流れる川が位山を分水嶺として流れていく。そういった意味では本当に日本の中心、特別な場所であり、そこで第一回のシトロエンランデブーが高山の位山で開催されたのは意味深い。高山市としてもシトロエニストさんの皆さんを歓迎し、このイベントが来年も再来年もずっと続いていけるように願っており、シトロエニストの聖地として、この場所が定着していくことを願って、一生懸命サポートさせてもらう」とコメントしていた。

高山市副市長の清水雅博氏高山市副市長の清水雅博氏

その継続性については前出打越氏も同様で、「一回で終わらせるつもりはない。このイベントは必ず5年、10年、そして20年と続け、より多くのシトロエニストの方に集まっていただき、いずれは駐車場が足りなくなり。もっと大きな場所を探してほしいといえるぐらいのイベントにしていきたい」と語り、「このイベントをシトロエニストによる、シトロエニストのためのイベントにしていきたい」と想いを述べていた。

会場を見渡すと、最新車種はほとんど来場し、また、古いクルマ達も、さすがに『トラクションアバン』はなかったものの、古くは“愛5”という新車当時のナンバープレートを付けた1963年式の正規輸入されたシトロエン『2CV』をはじめ、『アミ6』、『アミ8』、『DS』、『SM』、日本では珍しい『ヴィザ』などをはじめとした多くのシトロエンが集まりその景色は壮観の一言に尽きた。

愛5ナンバーのシトロエン 2CV愛5ナンバーのシトロエン 2CV左からシトロエン 2CV、アミ8、2CVフルゴネット、2CVチャールストン、ヴィザ左からシトロエン 2CV、アミ8、2CVフルゴネット、2CVチャールストン、ヴィザシトロエン ベルランゴたちシトロエン ベルランゴたちシトロエン C4カクタスたちシトロエン C4カクタスたち

今回が第1回目ということで、笑顔とともに様々な課題も出たことだろう。次回以降は今回の参加者の意見に耳を傾けながら、参加者も主催者も皆がより笑顔になるイベントに成長し、長く続いて欲しいと感じた。

シトロエンランデブー開催シトロエンランデブー開催


《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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