自動運転車からドローンが離着陸、荷物を無人輸送…KDDIとアイサンテクノロジーが実証に成功

自動運転車とドローンによる実証実験の様子
自動運転車とドローンによる実証実験の様子全 4 枚

KDDIアイサンテクノロジーは、長野県塩尻市の中山間地域で、自動運転車からドローンが離着陸する物流の実証に成功したと発表した。

2024年4月にトラックドライバーの残業規制が強化されて輸送能力が不足する「物流の2024年問題」が迫る中、物流を無人配送する技術の開発が前進した。

実証は荷物を載せたドローンが自動運転車上から飛び立ち、中山間地域を飛行した後、自動運転車上へ帰還するシナリオで実施して成功した。今回、両社が開発した異なる測位方式の「協調制御プラットフォーム」を活用することで、自動運転車とドローンが互いの位置情報を把握して協調動作できることを確認した。

自動運転車は「SLAM」と呼ばれる移動体の自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術を適用した。ドローンはPPP方式のカバー範囲の広さと、RTK方式の測位精度の高さ両方のメリットを併せ持つ高精度位置測位技術を採用した。自動運転車には受信機を取り付けずSLAM方式、ドローンはPPP-RTK方式で、各モビリティが機器設置などのカスタマイズの手間を削減できることを確認した。


《レスポンス編集部》

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  4. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  5. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る