MT車にもアイサイト初搭載!トヨタ『GR 86』が一部改良、「AE86」40周年記念モデルも

トヨタ GR86 特別仕様車 RZ“40th Anniversary Limited”
トヨタ GR86 特別仕様車 RZ“40th Anniversary Limited”全 19 枚

トヨタGAZOOレーシング(TGR)は22日、2ドアスポーツクーペ『GR 86』を一部改良し注文受付を開始したと発表した。マニュアルトランスミッション(MT)車でも自動ブレーキやACCを使用することができる「アイサイト」を初めて標準設定とした。さらに、AE86の生誕40周年記念モデルを限定発売することも発表した。

トヨタ GR86 特別仕様車 RZ“40th Anniversary Limited”トヨタ GR86 特別仕様車 RZ“40th Anniversary Limited”

◆GR86のMT車に初めてアイサイトを搭載

今回の改良点は、大きく分けると機能・安全装備の追加設定と、走行性能の向上の2点だ。

安全装備では、MT車にアイサイトを標準設定。アイサイトはスバルが開発した、ステレオカメラによって衝突被害軽減ブレーキやACC(アダプティブクルーズコントロール)などを制御するシステム。GR86のAT車ではすでに採用されていたが、MT車では初。同時に発表された、車体を共有するスバル『BRZ』でも同様の改良がおこなわれる。

AT車のアイサイトとの違いは、ACCの作動条件が異なる点と、後退時のブレキーアシストがない点だ。

このほか、ステアリングにハンズフリースイッチを標準装備し、走行中のハンズフリー通話に対応した。ブラインドスポットモニターをSZグレードに追加オプション設定し、RZグレードは標準装備とした。さらに、VSC制御を最適化することでコーナリング時の走行安定性・安全性能を向上した。

Brembo製ベンチレーテッドディスクブレーキBrembo製ベンチレーテッドディスクブレーキ

走行性能面では、ブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキと、SACHS(ZF製)アブソーバーをSZグレード以上にオプション設定。さらに電子スロットル出力特性の変更により、コントロール性の向上を図っている。

価格は「RZ」のMT車が347万6000円、AT車が357万4000円、「SZ」のMT車が315万3000円、AT車が325万1000円、「RC」はMT車のみで291万6000円。

◆AE86を思わせるツートーン風の特別仕様車

さらに、GR86の祖であるAE86の生誕40周年を記念した特別仕様車『GR86 RZ“40th Anniversary Limited”』を200台限定で販売することも発表。全国のGR Garageを通じて、9月25日から10月9日までの期間限定で商談予約の抽選受付を行い、10月25日より商談開始、2024年2月頃より販売する。

トヨタ GR86 特別仕様車 RZ“40th Anniversary Limited”トヨタ GR86 特別仕様車 RZ“40th Anniversary Limited”

この特別仕様車は、RZグレードをベースに、エクステリアはクリスタルホワイとパール、またはスパークレッドの外板色に限定。AE86の赤×黒、白×黒のツートーンを想起させる専用デカールを施し、インテリアにはAE86のヒストリーを感じさせる専用ロゴ・加飾を多数特別装備する。また今回の改良によりオプション設定されるブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキ、SACHS(ZF)アブソーバーも特別装備とした。

価格は、MT車が382万2000円、AT車が392万円となっている。

GR86 RZ“40th Anniversary Limited”は、9月24日に富士スピードウェイで開催される「FUJI 86/BRZ STYLE 2023」のTGRブースに展示される。発売に先駆けて実車を確認できるチャンスだ。

《宮崎壮人》

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