いすゞ×UDトラックス、初の共同出展で「運ぶ」の未来を紹介…ジャパンモビリティショー2023

いすゞ自動車/UDトラックス ブースイメージ
いすゞ自動車/UDトラックス ブースイメージ全 7 枚

いすゞ自動車UDトラックスは、10月28日から11月5日に東京ビッグサイトで一般公開されるジャパンモビリティショー2023(JMS2023)にて、初の共同出展を行う。

[写真:いすゞ エルフEV]

UDトラックスはもともとボルボグループ参加であったが、2021年4月にいすゞ自動車が買収。今年3月にはUDトラックスがいすゞグループ入りしてから初の共同開発となる新型トラクタヘッド『ギガ』と『クオン』を発表している。

初の共同出展となるいすゞ・UDトラックスのブーステーマは<INNOVATION FOR YOU ~加速させよう、「運ぶ」の未来。~>だ。未来のモビリティ社会をイメージしたブースは、中心部に、来場者を非日常へと誘う「未来トンネル」と、ワクワク感の詰まった「未来キューブ」を配置。トンネルを抜けた両側には、未来のサステナブルな都市をイメージした「View Point」と、未来の物流をイメージした「Warehouse」が広がる。さらに、いすゞ・UDトラックス両ブランドの商品やソリューションを「INNOVATION FOR EARTH」「SOCIETY」「LIFE」の3つのカテゴリーに分け、「運ぶ」にイノベーションを掛け合わせたモビリティとして展示する。

INNOVATION FOR EARTH

いすゞグループは、豊かで持続可能な社会を実現するため、2050年までに製品のライフサイクル全体における温室効果ガス(GHG)ゼロと、事業活動から直接排出されるGHGゼロを目指している。電動化をはじめとする環境関連技術が注目される中、世界中のあらゆる社会・経済・環境に応じて、運送事業者やドライバーが最適な車両を自由に選べるよう、カーボンニュートラル(CN)に寄与する商品・ソリューションを全方位で開発・提案する。

CNソリューション
いすゞグループが描くCNな世界について、「いすゞ環境長期ビジョン2050」、「工場内でのCNの取り組み」、「未来社会とCN車両の取り組み」、「CN燃料への取り組み」の4つで紹介する。最先端の工場設備やリースアップ車両を再生するリマニ技術、外部との共同研究を通じた各種CN燃料車両の性能実証試験、電気自動車(BEV)の開発と導入・運行に貢献するソリューションの提供、さらには燃料電池自動車(FCEV)の研究開発など、いすゞグループの現在と未来における選べるCNの取り組みを、アニメーションやタッチセンサーで楽しみながら体感できる。

ギガ フューエルセル
いすゞとホンダが2020年1月に共同研究契約を締結して以来、両社の技術や知見を注ぎ、開発してきた燃料電池(FC)大型トラック『ギガ フューエルセル』を今回、初めて一般公開する。いすゞが大型トラック『ギガ』を、ホンダがパワートレーンのFCをそれぞれ提供。今年度中にモニター車を使った公道実証実験を開始し、2027年には量産車両の市場への投入を目指している。

エルフEV
『エルフEV』は、小型トラック『エルフ』シリーズのフルモデルチェンジに合わせ、いすゞ初の量産BEVとして登場した。主力であるディーゼル車とプラットフォームを共通化することで、幅広い車型バリエーションを展開するとともにさまざまな架装にも対応。ディーゼル車の利便性を損なうことなく、BEVを導入できる。海外にも順次展開予定で、世界中の顧客ニーズに合わせ、多様な選択肢を用意した。

EVision(イービジョン)
エルフEVの発売に合わせ、「商用BEVの導入検討のサポート」、「導入課題の解決」、「CO2排出量削減効果の定量化」、「さらなる改善提案」を通じて、顧客のCN実現をサポートするトータルソリューションプログラム「EVision(イービジョン)」の提供を開始した。現在の運行状況をもとに、BEV導入の実現可能性、充電器の選定、充電マネジメント、電力プラン、CO2削減効果などをシミュレーション。最適なBEV運用策を提案するとともに、これらのPDCAサイクルを通じて、車両にとどまらないCN戦略の立案を強力にサポートする。

INNOVATION FOR SOCIETY

いすゞグループは、商用車メーカーのリーディングカンパニーとして、「2024年問題」に象徴される今後の物流課題に対して積極的に関与。革新的な自動運転技術や安全運転支援技術を実装した車両・サービスの提供を通じて、社会インフラである物流、さらには人流の基盤を支え、ビジネスの質量を飛躍的に引き上げることを目指す。

エルフmio
新型エルフシリーズに加わる予定の『エルフmio』は、普通自動車免許で運転できる小型トラック。高齢化や担い手の減少を背景とするドライバー不足に対して、ドライバーの裾野を広げるべく、いすゞが示す一つの提案だ。クラスナンバーワンの居住空間、体格に合わせたドライビングポジション、取り回しの良い回転半径。乗用車のような運転感覚と軽快な乗り心地で、老若男女問わず運転しやすいトラックを提供する。

クオンGW 6×4
重量物輸送の常識を塗り替えるフラッグシップモデルだ。パワフルでありながら省燃費。専用12段電子制御式AT「ESCOT-VII」と運転支援機能「UDアクティブステアリング」による高い運転性能、国産車唯一の総輪ディスクブレーキなどによる制動力、快適な居住性を備える。

クオンGWE 6×4
欧州連合(EU)が定める排出ガス規制「ユーロ5」に準拠した新興国専用の大型けん引車。新興国における工業化と経済成長に伴って各国で大気汚染が深刻化する中、環境負荷低減を念頭に、尿素選択還元型触媒システム(SCR)技術を搭載した。クエスター発売から10年。現在、約50か国で社会インフラを支えている。

自動運転技術
いすゞグループでは、自動運転の開発を進めている。特定ルートを運行するバスや工場内の指定箇所で走行するトラックなど、進化する自動運転技術や、自動運転を通じて人と車両が協働する世界を伝える。ブースでは、いすゞグループにおける自動運転の取り組みの一例として、実証試験車両の一つである『Fujin(風神)』を展示する。

安全運転支援技術
重量が重く、車体の大きなトラック・バスは、ひとたび事故が発生すると、一般的な乗用車よりも被害が大きくなるリスクを常に抱えている。いすゞグループは、運行前から運転中のあらゆるフェーズにて、交通死亡事故ゼロを目指した技術開発を行っている。ドライバーの負担軽減や事故発生防止のための「アクティブセーフティ(予防安全)」や万が一の事故発生時の乗員・歩行者の安全を確保するための「パッシブセーフティ(衝突安全)」など、最先端の安全運転支援技術を紹介する。

INNOVATION FOR LIFE

ヒトとモノがいつでも、どこへでも、自由に行き来する。安全で、快適で、人にやさしく、便利に。いすゞグループは、そんな「運ぶ」を実現することが、未来の人々の豊かな暮らしにつながると考え、人流・物流における革新に挑戦し続けている。今回のジャパンモビリティショーでは、人と地球にやさしく、より豊かな社会の実現を目指して、新たに開発した車両・ソリューションの計2点を世界初公開する。

《纐纈敏也@DAYS》

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