トヨタ RAV4ハイブリッド にアウトドア仕様「ウッドランド」を設定…米2024年モデル

トヨタ RAV4 ハイブリッド の2024年モデルの「ウッドランド・エディション」
トヨタ RAV4 ハイブリッド の2024年モデルの「ウッドランド・エディション」全 10 枚

トヨタ自動車の米国部門は9月21日、SUVの『RAV4ハイブリッド』(Toyota RAV4 Hybrid)の2024年モデルを発表した。装備を充実させた「ウッドランド・エディション」を設定している。

◆TRDチューンのサスペンション

ウッドランド・エディションは、オフロード走行を重視したモデルだ。TRDチューンのサスペンション、ファルケンのオールテレーンタイヤ「WILDPEAK AT」、フローフォーミング加工によって強度を高めたブロンズ仕上げの18インチアルミホイールを採用。スプリングもオフロード向けにチューニングした。ツインチューブショックには、リバウンドスプリングと専用バルブを備えている。

2024年モデルのウッドランド・エディションには、車体のリアにアクティビティマウントを標準装備した。これにより、バイクを載せたキャリアなどを牽引することができる。荷物の積載量を増やすために、ハイプロファイルのブラックルーフレールとクロスバーを標準装備した。120Vインバーターが装備され、キャンプなどで家電製品を利用することができる。

ウッドランド・エディションは、2024年モデルのオプションとして、ミッドナイトブラックメタリックのルーフにアーミーグリーンとアイスキャップの2色を組み合わせたツートーンカラーも用意した。さらに、クロームチップデュアルエキゾースト、エンブレム、ドアミラー、ドアハンドル、リアハッチガーニッシュなどをブラックで仕上げている。

トヨタ RAV4 ハイブリッド の2024年モデルの「ウッドランド・エディション」トヨタ RAV4 ハイブリッド の2024年モデルの「ウッドランド・エディション」

◆2.5リットルのハイブリッドのパワーは219hp

RAV4のハイブリッドには、直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジン(最大出力176hp、最大トルク22.5kgm)に、フロントモーター(最大出力118hp、最大トルク20.6kgm)、リアモーター(最大出力54hp、最大トルク12.3kgm)を組み合わせたトヨタハイブリッドシステムを搭載する。

システム全体で、219hpのパワーを引き出す。小型・軽量・低損失化技術と「TNGA」による2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジーにより、優れた動力性能や低燃費を追求した。

このハイブリッドパワートレインは、エンジンの高トルク化により、アクセル踏み込み時のレスポンスや加速性能を向上させた。燃焼効率の引き上げとトランスミッションの高効率化により、動力性能と低燃費の両立も図った。バッテリー(二次電池)は、ニッケル水素を使用している。

トヨタ RAV4 ハイブリッド の2024年モデルの「ウッドランド・エディション」トヨタ RAV4 ハイブリッド の2024年モデルの「ウッドランド・エディション」

◆最大で12.3インチのマルチインフォメーションディスプレイ

2024年モデルには、最新の「トヨタ・オーディオ・マルチメディア」を搭載する。ワイヤレスのApple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」が、デュアルBluetoothによるスマートフォン接続を可能にした。さらに、最大5台のデバイスが4G接続できる「Wi-Fi Connect」が利用でき、車内をホットスポット化できる。HDRadio、USBデータ、SiriusXMのプラチナプランも、3か月のトライアルサブスクリプションで利用できる。「AppleMusic」や「AmazonMusic」サブスクリプションを車両にリンクさせることも可能だ。

2024年モデルでは、8インチマルチメディアディスプレイと7インチのマルチインフォメーションディスプレイが標準装備された。上位グレードには、10.5インチマルチメディアディスプレイを標準装備する。最上位モデルには、12.3インチのマルチインフォメーションディスプレイが付く、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  2. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  5. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る