“勝つための獣”ランチア・ストラトス、国際レースの初勝利から50年

ランチア・ストラトス
ランチア・ストラトス全 19 枚

ランチアストラトス』は“勝つための獣”と呼ばれ、ラリー界で最も成功した車の一つとして知られると同時に、ランチアの歴史の中でも最も象徴的な車である。

ランチア・ストラトス・ラリー仕様(1972-75年)ランチア・ストラトス・ラリー仕様(1972-75年)

50年前の1973年9月25日、ストラトスは勝利の物語を書き始めた。同年、サンドロ・ムナリとマリオ・マヌッチのコンビは、トゥール・ド・フランスで勝利を収めた。これが国際格式レースでの初の勝利だった。その後ストラトスはモンテカルロラリーを3回連続で制覇し、1974年から76年までの3回の世界コンストラクターズ選手権、さらに3回の欧州ドライバーズ選手権を獲得した。

ランチア・ストラトスランチア・ストラトス

1975年のレーシングシーズンからは、スポンサーであるアリタリアの白と緑のカラーをまとう。そのカラーリングはモータースポーツ史上でも最も美しいものの一つとされている。

ランチア・ストラトス(1973-74年)ランチア・ストラトス(1973-74年)

ストラトスは、その時代の他のモデルとは大きく異なる。ストラトスはラリーで勝つために特別に作られた車だ。そのデザインは、まず1970年の“ストラトス・ゼロ”プロトタイプとして公表され、量産型ストラトスはその翌年に公開された。

この未来的なウェッジシェイプの車は、丸い後部ヘッドライト、インテリアのカラーブロッキングなど、特徴的なデザイン要素を持つ。そしてランチアの未来の車作りに大きな影響を与え、歴史的なアイコンになった。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る