BMW 5シリーズ 新型に高性能PHEV仕様、「550e」は489馬力 11月に欧州で発売

BMW 5シリーズ ・セダン 新型のPHEV「550e xDrive」
BMW 5シリーズ ・セダン 新型のPHEV「550e xDrive」全 9 枚

BMWは9月27日、ミドルクラスセダン『5シリーズセダン』(BMW 5 Series Sedan)新型の高性能プラグインハイブリッド車(PHEV)、「550e xDrive」を11月、欧州市場で発売すると発表した。ドイツ本国でのベース価格は、7万7300ユーロ(約1210万円)だ。

写真:BMW 5シリーズ ・セダン 新型のPHEV「550e xDrive」

550e xDriveでは、3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを核にしたPHEVシステムを搭載する。2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを核にしたPHEVシステムを積む「530e」の上に位置するPHEVだ。

550e xDriveでは、モーターは8速AT「ステップトロニックスポーツ」と一体設計された。モーターの最大出力は197hp、最大トルクは28.6kgmで、ブースト時には最大トルクは45.9kgmに引き上げられる。PHEVシステム全体では、489hpのパワーと71.4kgmのトルクを獲得した。パワフルなPHEVシステムにより、0~100km/h加速4.3秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。

バッテリー(二次電池)はリチウムイオンで蓄電容量は19.4kWh。EVモードの航続は最大90km(WLTPサイクル)に到達する。EVモードの最高速は140km/hだ。バッテリーの充電に関しては、出力7.4kWのチャージャーで約3時間15分。一般的な家庭用コンセントの場合、約11時間45分とした。

「BMWアイコニック・サウンド・エレクトリック」を搭載する。EVモードでは、このシステムは特別なサウンドを発生する。アクセルペダルを踏むたびに、アコースティックなフィードバックがもたらされるという。透明感のあるサウンドは、BMWグループと映画音楽作曲家のハンス・ジマー氏の協力により開発された。

電子制御式ショックアブソーバーとローダウンサスペンション、「インテグラル・アクティブ・ステアリング」を含む「アダプティブ・シャシー・プロフェッショナル」を標準装備した。中速域での俊敏性を高めるとともに、高速域での車線変更やコーナリング性能を追求している。

「BMWインタラクション・バー」は、アンビエントライティング装備のひとつだ。インストルメントパネルの全体に、表面はクリスタルのようなバックライト付きユニットを配した。エアコンの制御やハザードランプの作動を行うタッチセンサー式コントロールパネルを採用している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  5. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る