走行中のEVに路面から給電、日本初の実証実験 10月開始

出発式の模様、左から東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻 大崎博之専攻長/同 藤本博志教授/太田和美 柏市長/国土交通省関東地方整備局千葉国道事務所 藤井和久所長
出発式の模様、左から東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻 大崎博之専攻長/同 藤本博志教授/太田和美 柏市長/国土交通省関東地方整備局千葉国道事務所 藤井和久所長全 3 枚

電子計測器製造・販売の小野測器は、東京大学大学院新領域創成科学研究科の藤本・清水研究室、ブリヂストン、日本精工、ローム、東洋電機製造、デンソー、三井不動産、SWCC、カーメイト、千葉大学宮城研究室とともに、柏の葉スマートシティ内で日本初の「公道における走行中給電実証実験」を開始する。

柏の葉キャンパス駅を中心とした地域では、公・民・学連携により「柏の葉国際キャンパスタウン構想」に基づく先進的なまちづくりが進められ、スマートシティを目指した様々な取り組みが実施されている。その一環として、2023年10月から2025年3月まで、柏の葉キャンパス駅西口至近の市道にて日本初の公道上におけるEVへの走行中給電技術の実証実験を行う。

EVやPHEVなど、様々な車両のあらゆる状態に対応するためには適切に電力をコントロールすることが必要。11者からなる研究グループでは、電力を適切にコントロールすることでEVにもプラグインハイブリッド車(PHEV)にも使用できる走行中給電システムを開発した。

送電コイル一体型路面には高耐久性プレキャストコイルを採用。路面として十分な耐久性を持ちながら、実証実験用車両に取り付けられた受電コイルに送電する。送電コイルは東大グループが設計。10秒充電することで一般的なEVが1km走行できる仕様となっている。


《纐纈敏也@DAYS》

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