BMWグループ(BMW Group)は9月29日、電動化の推進の一環として、2026年までに約1億ユーロを投資し、ドイツに新たなバッテリー試験センターを建設すると発表した。
ヴァッカースドルフに建設されるバッテリー試験センターは、早ければ2024年半ばに運用を開始する予定だ。総面積8442平方mの敷地で、将来のBMWグループのEVに搭載される高電圧バッテリーやその他の電動パワートレインコンポーネントについて、開発の初期段階でその性能が試されることになる。
建物の工事は、すでに進行中。2024年の半ばには、最初のセクションの試運転とともに、バッテリーテスターが稼働する予定だ。ここでは、開発初期のバッテリーセルが24時間体制でテストされる。バッテリーセルの電気的性能は、さまざまな条件下で充放電を行い、決定される。これにより、開発中の車両が公道テストを行う前に、シミュレートすることができる。稼働当初は数百個のバッテリーセルのテストが可能。増強が完了すれば、試験能力は数千台に達する見通しだ。