フロントウインドウ内側の汚れが視界の敵? 解決策と簡単なクリーニング方法 ~Weeklyメンテナンス~

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走行中の前方視界がクリアじゃ無い、その原因のひとつがフロントウインドウ内側の汚れがある。比較的意識が行き渡りにくいウインドウ内側だが、実は結構汚れているので要メンテナンスなのだ。

フロントウインドウ内側のクリーニングと聞いてもピンとこないドライバーもいるだろう。「ウインドウ内側なんてめったに触れることも無いし、そうそう汚れるものではないのでは?」と考えるユーザーも多い。しかし、実際には徐々にウインドウには汚れが蓄積しているのだ。そのひとつの証になるのがウインドウ内側の曇り。走行中にフロントウインドウがまだら模様に曇ってしまう経験をしたこと無いだろうか? そんな時には無意識にエアコンをデフロスターに切り替えて曇りを取っている場合も多いのでは? しかし、この“曇り”こそがガラス面が汚れている証なのだ。

ウインドウの内側は車内の汚れが少しずつ付着している。代表的なものとしては喫煙車ならばたばこのヤニ。天井や各部のトリム類などがヤニで汚れるのと同様にガラスにもヤニは付着しているのだ。さらに禁煙車であっても空気中に漂っている汚れが徐々にガラスに付着する。特に窓ガラスを開けて走ると外気のチリやほこりなどを取り入れてガラス面の汚れは加速していくと考えても良いだろう。

では、ガラス面の汚れと曇りの関係をもう少し詳しく見て行くことにしよう。ガラス表面が汚れると本来は平滑であるガラス表面にわずかな凹凸が生まれる、ここに水蒸気が付着することで不均一な曇りが発生するのだ。まだら模様の曇りが発生するのは汚れている部分だけ水蒸気が付着しやすくなるからなのだ。

雨天時にクルマに乗り込んだ直後に一気にウインドウが曇った経験があるユーザーもいるだろう、これは車内の湿度が一気に上がったためガラス面に水蒸気が付着した例だ。これもガラスの汚れ=曇りを実感できるタイミング。筆者も以前、メンテナンス企画でウインドウの曇りを再現するため試しに車載の電気ポットでお湯を沸かして、フロントウインドウの内側で湯気を上げてみたことがあるのだが、見事にまだら状の曇りができるのが確認できた。

一方、エアコンをデフロスターに切り替えることでガラス表面を除湿する効果がある。そのため付着した水蒸気を除去して曇りを払拭できるというメカニズム。ここまで読めば愛車にもガラスの内側に汚れが蓄積している実感がわいてきたのではないだろうか?

しかしウインドウ面のクリーニングはちょっと面倒。なぜならば目に見えて汚れていたり手垢が付いているならば目視しながら汚れを拭き取れるのだが、多くの場合は目視では判断できない程度の汚れで、ウインドウが雲ってはじめて汚れている部分がわかるからだ。フルサービスのガソリンスタンドなどで手渡される布でガラスの内側をささっと拭いても、次に車内が曇った際に拭き残しがあることも多い。目に見えにくい汚れを隅々までクリーニングするのは結構難しいものなのだ。

そのため洗車時には車内の特にフロントウインドウを重点的かつ抜本的にクリーニングしておくのが視界確保には欠かせない。普段のメンテナンスで手軽なのは柔らかいタオルやマイクロファーバーなどをぬるま湯に浸けて固く絞った上でガラス面を隅々まで拭き上げていくこと。この時にガラス面に水分が残ると新たな汚れの原因になるので要注意だ。最後は乾いた布で拭き上げれば完成だ。

一方、もっと簡単に処理したいというユーザーにはクルマ用のガラスクリーナーがオススメ。スプレータイプやウエットシートタイプなどのウインドウ専用のクリーナーがあるのでこちらを用いると良いだろう。これらのクリーナーは汚れや油分なども除去できるので、ウインドウを効果的にスピーディにクリーニングできる。マイクロファイバーと合わせてクルマに常備しておく、またはウエットシートタイプのクリーナーを搭載しておけば、いつでもどこでもウインドウ内側のクリーニングが可能なのも心強い。

視界の確保に、意外な盲点だったフロントウインドウ内側の汚れ。簡単なメンテナンスでクリーニング可能なので、夏の汚れが蓄積した愛車のウインドウ内側をこの週末にリフレッシュしておこう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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