ハイラックスサーフ の伝統受け継ぐトヨタ『4ランナー』、女性だけで競う米ラリー参戦へ

トヨタ 4ランナーの米「Rebelle Rally」参戦車両
トヨタ 4ランナーの米「Rebelle Rally」参戦車両全 5 枚

トヨタ自動車の米国部門は10月2日、SUVの『4ランナー』(Toyota 4Runner)が10月12~21日、米国で開催される女性だけで競うラリーレイド、「Rebelle Rally」に参戦すると発表した。

写真:トヨタ 4ランナー

このラリーは、米国ネバダ州やカリフォルニア州の砂漠地帯を舞台に、10日間(そのうち競技は8日間)で2200km以上を走破するラリーレイドだ。2016年に開始された同ラリーには、「4×4」とクロスオーバー車の「X-Cross」の2つのクラスがある。2020年からは電動車も出走可能となり、EVやハイブリッド車、プラグインハイブリッド車(PHEV)が参加できる。

このラリーでは、電子機器の使用を禁止している。スマートフォンやタブレット端末、パソコン、GPSは使えない。参加者は地図と方位計を頼りに、コースに設けられた複数のチェックポイントを通過することが求められる。

トヨタはこのRebelle Rallyに、4ランナーで参戦する。トヨタの米国生産エンジニアリング部門に所属する2名が、「チーム152」として出走する予定だ。「TRDスポーツ」や「TRDオフロード」、「TRDプロ」などの上位グレードではなく、ベースグレードの「SR5」を選択している。

2009年9月に発表された現行4ランナーは、5世代目モデルだ。先代モデルまでは、日本では『ハイラックスサーフ』として販売されていた。しかし、現行型から北米専用モデルとなった。優れたオフロード性能など、1983年に初代が登場したハイラックスサーフの伝統を受け継いでいる。

搭載エンジンは、4.0リットルV型6気筒自然吸気ガソリンだ。最大出力は270hp、最大トルクは38.4kgmを発生する。デュアル独立可変バルブタイミング(VVT-i)付きエンジンは、さまざまな走行条件下でもエンジンのトルクを最適化した。牽引性能は最大で5000ポンド(約2268kg)を確保した。

この4ランナーを含めて、トヨタは今年のRebelle Rallyに合計6台を投入する。前年に対して、2倍の台数をエントリーし、Rebelle Rallyで上位を目指している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「初代に立ち戻った感じでよき!」ルノー『トゥインゴ』の新型予想が話題! エンジン車にも期待の声
  2. 日産『エクストレイル』e-POWERの9197台でリコール…発電停止と走行不能のおそれ
  3. 歴代タイプRがホットウィールで復活!9月発売の「プレミアムコレクターセット」が熱い、マテル80周年記念セットも登場だPR
  4. トヨタの小型ミニバン『ルミオン』、安全性を大幅向上…スズキからのOEMモデル
  5. 日産『フェアレディZ』の「レトロな仕様」に注目…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る