トヨタ クラウンスポーツ 発表、清水チーフエンジニア「今までにないワォをご提供したい」

クラウン チーフエンジニア 清水竜太郎 氏
クラウン チーフエンジニア 清水竜太郎 氏全 8 枚

トヨタ自動車は10月6日、新型車『クラウンスポーツ』のハイブリッドモデルを発表し、同日から注文受付を開始した。また12月にはクラウン初となるプラグインハイブリッドモデル(PHEV)も追加発売する。

トヨタの基幹車種クラウンは2022年7月の全面改良で16代目となるとともに、従来のセダンタイプだけではなく4つの車型で構成されることになった。今回発表のクラウンスポーツは先行発売した『クラウンクロスオーバー』続く第2弾で、SUVタイプの5ドアハッチバックモデルとなる。

クラウンのチーフエンジニアを務める清水竜太郎氏は同日都内で開いた発表イベントで「これまでにないクラウンのスタイル。感性に響くデザイン、それからスポーティな走り、お客様に今までにないワォをご提供したいといいう思いで開発した」と述べた。

そのデザインについてチーフデザイナーの宮崎満則氏(※)は「建物や木々がこのクルマにどう映ってどう変化するか、その変化を思い描いてデザインした。その変化が、今までにない変化をすることで、美しさを表現できる。なぜこういうことが表現できたかというと実は、20代の若いデザイナーに任せた。彼らはクランにそんなに先入観もない人たち、その人たちに任せたということがやはり大きな今回のチャレンジの結果だと思う」と解説。

さらに「実はこのデザインをやる中で、リアフェンダーはプレス技術の限界に達していると思う。本当にその部分も生産技術の若いメンバーが、是非このデザインをやりたいということをクレーをひと目見て上司にたてついてもやりたいということで達成してくれた」と明かした。

また開発担当者の本間裕二氏は「クラウンスポーツは圧倒的なワイドスタンス感と全長、全高を抑えた新しいボディサイズとともに、やはり感性に響くエモーショナルなSUVをお客様にご提供したい、そんな思いを込めて開発を進めてきた。こだわったのは美しいデザインと本当に楽しいと思って頂けるような走り」と強調。

また走りに関して本間氏は「ハンドルを切るとクルマがすっと向きを変えるような俊敏かつ軽快な動き、それでいながらタイヤが地面をしっかり掴む接地感を感じて頂けるような安心感。やはりクラウンなので路面からの入力をしっかり往なしながら走る上質な乗り心地といったところにこだわりながら造り込みをやってきた。是非とも硬いだけがスポーツではないと、お客様にそう思って頂けるとうれしい」と話していた。

クラウンスポーツのハイブリッドモデルの価格は590万円で11月頃の発売を予定している。一方、12月発売予定のPHEVモデルの価格は未公表。

※崎は旁の上が立

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る