1/64スケールクラスのサイズで、さまざまなテーマやモチーフのミニカーを世に送り出すアメリカ生まれのミニカーブランド「ホットウィール(Hot Wheels)」。10月はカスタムカー好きやレース好きに刺さりそうなアソートだけでなく、あのワイスピの名車をデフォルメしたかわいいモデルまで続々登場する。早速注目モデルから順番に紹介していこう。
カスタムカー好きにも一目置かれるチョイスがポイント!パッケージも熱い【ポップカルチャーアソート】

人気のブランドやエンターテインメントなど、特定のテーマに沿った仕立てのミニカーを揃える「ポップカルチャーアソート」は、ダイキャストシャシーにリアルライダーと呼ばれるゴムタイヤを組み合わせるプレミアムカー仕様。今回は、自動車部品・用品メーカーがテーマだ。

中でも日本のブランド同士の組み合わせとなるのが、トーヨータイヤと「‘69 日産 スカイラインバン」だ。スカイラインといえばセダンやクーペの印象が強いが、プリンス時代の2代目でワゴンが登場し、のちにスカイウェイから改名したバンも追加。その後もバンはR30、ワゴンはR31まで存続した。今回のバンは、初代2000GT-Rの登場年である1969年式で、ハコスカ顔にスクエアな荷室を組み合わせている。
ホワイトでペイントされたこのボディをキャンバスに、描かれるのはトーヨータイヤのロゴ、ブランドのイメージカラーであるブルーとタイヤを想起させるブラックで構成されるストライプ。さらにタイヤには「TOYO TIRES」のホワイトレターが印刷されているのもレーシーさ満点。シャープでスピード感あるの仕上がりだ。

ドイツのサスペンションメーカー・アイバッハのイメージカラーをまとうVWタイプ2をショート化した「クールコンビ」。ドイツだけでなく世界的にもファンの多いタイプ2だが、それをキュートなルックスのトゥーンド仕様に。それにアイバッハのカラーリングを纏ったらコレクション間違いなしの1台だ。
トゥーンド仕様といっても、再現された中身はドラッグレーサーに仕立てられたチキチキ感がたまらない。大型のGTウイングにリヤセクションいっぱいにつまったエンジンとウィリーバー。今にも走り出しそうなルックスにも注目。

そしてもう1台とびっきりのステーションワゴンが登場する。それは高性能エアフィルターで知られるアメリカのK&Nエンジニアリングとコラボした「ボルボ P220 アマゾン・エステート」だ。単なるK&Nのロゴを入れるだけでなく、キャビン部から上をシルバー、下をブラックに塗り分けたセンスが抜群だ。
レースカー顔負けのシャコタン仕上げとレーシーさ満点なカラーリングは、きっと実車で再現してもかっこよさ間違いなしのしあがり。
打って変わってアメリカ色満点なのが「’65 マーキュリー・コメット・サイクロン」。7リットルエンジンに積み替えたドラッグカー仕様として、ホイールブランドのアメリカンレーシングのロゴと星条旗を思わせるパターンを施している。この他にもアメリカンカスタムブランドの定番・ムーンアイズ仕様に仕上げた「デイリー・デリバリー」の計5台をラインナップしている。
あの“ワイスピのチャージャー”がトゥーンドに!一斉を風靡したセリカXXも注目【ベーシックカー】

スタンダードなベーシックカーには、一世を風靡した日本車や、映画の劇中車を再現したアメリカ車が興味深い。特に注目の1代は映画『ワイルド・スピード』の劇中車にインスパイアされたのが「’70 ダッジ・チャージャー」。一見してわかるように、モチーフはワイスピの象徴的な存在である、主人公ドミニク・トレットが駆るチャージャーだ。
コークボトルシェイプの2代目をベースに、ボンネットから突き出したスーパーチャージャーを備えたイカツいマッスルカーを、トゥーンドと呼ばれるデフォルメ仕様とした。のっぽなキャビンがコミカルなスタイルは、手のひらに乗せて愛でたくなるキュートさが特徴。

劇中車を再現した車両がもう1台登場する。「1956 コルベット」は、言わずと知れたアメリカンスポーツの代表格の初代の中でも、V8標準搭載となった1956年式をイメージ。ただし、今回は映画『バービー』に登場した、EV仕様だ。バービーらしいピンクに、初期コルベットを象徴するホワイトのアクセントを加えたカラーリングで、劇中車ならではの装備であるリアシートも再現している。

注目の日本車「’82 トヨタ・スープラ」は、日本ではセリカXXとして1981年に発売された2代目モデル。リトラクタブルヘッドライトを装備したシャープで伸びやかなフォルムに、人気のコミックやドラマでの活躍も重なって、当時の憧れの的となった。この2代目スープラを、街道レーサー風にカスタム。初代セリカを思わせるエンジンダクトをはじめ、リアクオーターウインドウのルーバーやオーバーフェンダー、大型オイルクーラーなどで武装し、ヘッドライトは片目開きとした新金型を製作している。

その他にもベーシックカーは、日本車好きの琴線に触れそうなモデルが目白押し。日本車初にして非レシプロ唯一のル・マン・ウィナーである「マツダ 787B」、一時代を築いたSUVのパリ・ダカール参戦用ホモロゲーションモデルである「三菱 パジェロエボリューション」をはじめ、アメリカなどでも人気が高いホンダの名車、EG型シビックがベースの「ホンダ・シビック・カスタム」と125cc版のC125に手を加えた「ホンダ・スーパーカブ・カスタム」、変わり種では北米日産のかつての最上位ワゴンをRB26型ツインターボに換装した「日産 マキシマ・ドリフトカー」が発売となる。
またBMWきってのレアモデルである「BMW 507」、最新992世代の「ポルシェ 911GT3」が、いずれも赤いボディでお目見えする。
市販車ベースのレーシングカーはやっぱりかっこいい!【カーカルチャー レース・デー】

さらにプレミアムカー仕様のカーカルチャーには「レース・デー」と銘打ったシリーズの5アイテムを追加。市販車ベースのレーシングマシンが一同に揃う。
「アストンマーティン・ヴァンテージGTE」や「アウディR8 LMS」といった比較的新しいものから、やや遡ったW202世代の「’94 AMGメルセデスCクラスDTMツーリングカー」、懐かしのグループ5マシンである「フォード・カプリGr.5」まで、さまざまなカテゴリーのマシンをラインナップ。また、1970~80年代に圧倒的な人気を誇ったマシンを最新技術で再現し、レーシーなペイントを施した「ポルシェ 935」も注目だ。

リアルなディテールのプレミアムカーでクルマ好きの心くすぐるリバリーが揃った「ポップカルチャー アソート」とびっきりのレーシングカーが集まる「レース・デー」価格は各880円(税込)、毎月豊富な車種展開で楽しませてくれる「ベーシックカー」は各440円(税込)だ。
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