日産のコンパクトセダン『セントラ』、表情を大胆チェンジ…2024年型を米国発売

日産 セントラ の2024年モデル
日産 セントラ の2024年モデル全 10 枚

日産自動車の米国部門は10月4日、小型セダン『セントラ』(Nissan Sentra)の2024年モデルを発売した。現地ベース価格は、2万0630ドル(約305万円)と発表されている。

写真:日産 セントラ の2024年モデル

セントラは、トヨタ『カローラ』やホンダ『シビック』などと競合する日産のコンパクトセダンだ。2024年モデルは、スタイリングの刷新、燃費性能の向上、装備の充実が図られた。2024年モデルには、「S」、「SV」、「SR」の3グレードが用意されている。

2024年モデルのセントラは、日産の「Vモーショングリル」に新解釈を取り入れ、フロントマスクの形状を変更した。ヘッドライトの刷新や、新デザインの16インチアルミホイールの採用などが挙げられる。スポーティなSRグレードは、赤いSRエンブレム、新デザインの18インチアルミホイール、Vモーショングリルのダーククロームトリムなど、個性的なデザインとした。

2024年モデルのインテリアは、クラスで高いレベルの洗練性を追求した。機能的な要素として、Dシェイプのステアリングホイール、スポーツカー『Z』(日本名:『フェアレディZ』に相当)の要素を取り入れた丸いエアベント、フロントとリアのドアポケット、アームレスト付きセンターコンソール、カップホルダー付き後席アームレストなどがある。収納スペースは豊富に設けた。

前席にはゼログラビティシートを採用し、乗員の姿勢をサポートすることで快適性を高めている。サテンクロームのインテリアアクセントや、シートステッチのコントラストも採用した。また、最大3つのUSBポートを通じて、さまざまなデバイスを充電できるほか、後席にはカップホルダーも用意されている。センターコンソールにも収納があり、助手席シートバックにも収納ポケットが用意された。後席には、6対4の分割可倒式シートバックを装備している。

Bluetooth、ハンズフリーのテキストメッセージアシスタント、Apple「CarPlay」、グーグル「Android Auto」、「Siri Eyes-Free」、グーグルの音声認識「Google Assistant」、フロントUSBポートを備えた7インチのタッチスクリーンインフォテイメントシステムを標準装備した。4スピーカーオーディオシステムを組み合わせている。

2024年モデルには、新開発の「エクストロニックCVT」にスムーズでレスポンスに優れる2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジン、アイドリングストップを組み合わせた。これにより、燃費性能を向上させた、としている。

《森脇稔》

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