ビッグモーターの12工場「車検場」指定取り消し、国交省が初の処分公表へ[新聞ウォッチ]

(イメージ)
(イメージ)全 4 枚

自動車の保険金不正請求問題で揺れる中古車販売大手のビッグモーターに対する初の行政処分の内容が明らかになったという。きょうの産経が1面準トップで報じているほか、読売も社会面で大きく取り上げている。

それによると、国土交通省が、7月に抜き打ちで立ち入り検査をしたビッグモーターの整備工場のうち、12工場について、道路運送車両法に基づき、民間車検場としての指定を取り消す方針で、あす(10月13日)にも処分内容を公表するそうだ。

国交省は7月、ビッグモーターが全国135か所で展開する整備工場のうち、24都道府県の34工場に対し、抜き打ちの立ち入り検査を実施し、不正の有無や内容を調査していた。その結果、12工場で整備記録簿の虚偽記載をしていたほか、別の複数の工場でも検査の一部を実施せずに車検を通すなど、立ち入り検査を実施した全34工場で不正が判明したという。

国交省は、このうち悪質とみられる12工場について民間車検場として最も重い指定取り消し処分とするほか、調査を終えたすべての34工場についても10~180日間の事業停止・指定停止とする方針という。また「国交省は全国135拠点についても法令違反の有無を精査している」(産経)としており、ビッグモーターの企業経営は一段と崖っぷちのきびしい状況に追い込まれることにもなりそうだ。

2023年10月12日付

●東証CO2排出量市場開設、売買価格「見える化」(読売・8面)

●12工場「車検場」取り消し、ビッグモーター国交省が方針(読売・28面)

●中国EV有望株が経営破綻、多数のメーカーで競争、淘汰加速か(朝日・7面)

ソファ付きバン、日産が受注開始、テレワークも想定(毎日・6面)

●トヨタ初の2度目連覇に挑む、社会人野球日本選手権、来月8日から熱戦(毎日・19面)

●デジタル活用人口減克服、政府初会合、ライドシェア導入議論(産経・2面)

トヨタレクサス次世代EV初公開へ(産経・10面)

●EV束ね電力需給調整、ホンダ、供給網を整備、三菱商事と(日経・1面)

トヨタ、モビリティショー展示発表(日経・13面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る