BMW史上最強のEVは660馬力、『i7』 に「M70」…ジャパンモビリティショー2023出展へ

BMW i7 の「M70 xDrive」
BMW i7 の「M70 xDrive」全 20 枚

BMWグループは、大型EVセダンBMWi7』(BMW i7)の高性能グレード「M70 xDrive」を、10月25日に開幕する「ジャパンモビリティショー2023(JMS2023)」に出展する。BMW史上、最もパワフルなEVになるという。

写真:BMW i7 の「M70 xDrive」


◆0~100km/h加速3.7秒で航続は最大560km

i7は『7シリーズ」のEVだ。そのM70 xDriveグレードでは、前後アクスルに搭載されるモーターが強化される。システム全体で660hpのパワーと、112.2kgmのトルクを引き出す。i7の発売当初に用意された「xDrive60」グレードの最大出力544hp、最大トルク76kgmに対して、パワーは116hp、トルクは36.2kgm引き上げられた。

リアアクスルを駆動するモーターは、最大出力489hpを発生する。フロントアクスルに搭載されたモーターは最大出力258hp。前後のモーターを連携させた相互作用により、システム全体のトルクはスポーツモード時で103.5kgm、MローンチコントロールまたはMスポーツブースト時に112.2kgmを生み出す。

パワフルなモーターを搭載するM70 xDriveグレードは、BMWのEV最速の0~100km/h加速3.7秒で駆け抜ける。最高速は250km/h(リミッター作動)。xDrive60の0~100km/h加速4.7秒に対して、1秒短縮された。また、リチウムイオンバッテリーの蓄電容量は105.7kWh。欧州仕様の場合、1回の充電で最大560km(WLTPサイクル)の航続を可能にしている。

BMW i7 の「M70 xDrive」BMW i7 の「M70 xDrive」

◆Mローンチコントロール搭載

Mローンチコントロールでは、駆動制御とトラクションコントロールがエンジンコントロールユニットと連携する。これにより、電気モーターが生み出すパワーが正確に制御され、駆動システムのMらしい性能特性が、トラクションを失うことなく、瞬時に圧倒的な加速に変換される、と自負する。

Mスポーツブーストは、ステアリングホイール左側のパドルシフトで作動し、インストルメントクラスターのパフォーマンス専用グラフィックに表示される。同時に、EV向けの走行サウンドの「BMW IconicSounds Electric」が、Mパフォーマンス専用のサウンドに切り替わる。

サウンドのキャラクターは、選択した車両設定によって異なる。マイ・モード・パーソナルとスポーツモードの間には、音響的な違いがある。スポーツモードでは、サウンドのスペクトルがとくに力強くなるという。

◆Mロゴ入りブルーMスポーツブレーキ

電子制御式ダンパーと自動セルフレベリング機能を備えたM専用アダプティブエアサスペンションを標準装備した。バルクヘッドとスプリング・ストラット・タワーの間にシアーパネルを追加し、フロントのボディ剛性を高めている。

また、インテグラル・アクティブ・ステアリングと、アクティブ・ロール・コンフォートによるアクティブ・ロール・スタビライゼーションを含む「Executive Drive Pro」パッケージを標準装備した。この2つのシステムは、快適性を高めるだけでなく、高剛性のボディと相まって、車のハンドリングダイナミクスに磨きをかけているという。

標準装備のMロゴ入りブルーMスポーツブレーキは、大径ブレーキディスクを採用し、制動力を高めた。21インチMライトアルミホイールは、ジェットブラックのソリッド仕上げとハイグロスメタルインサートによる空力的に最適化された専用デザインを採用している。

BMW i7 の「M70 xDrive」BMW i7 の「M70 xDrive」

◆BMWの量産モデル初となるツートーン塗装

外装は、ツインストークデザインのMエクステリアミラー、Mバッジ付きのBMWキドニーグリル、リアバンパーの専用インレイ、フロントサイドパネルのMロゴなど、Mならではのデザインを採用する。

コックピットには、BMWインタラクションバーを装備した。後席は、リクライニング機能付きのエグゼクティブラウンジ仕様となる。BMWシアタースクリーンと「Bowers & Wilkins」サラウンド・サウンド・システムは、オプションでシート内エキサイターが付く。

パーキング・アシスタントとマニューバー・アシスタントは、「My BMW」アプリを使用して遠隔操作することが可能に。これにより、狭い駐車スペースからの出入りを支援する。

BMWの量産モデルにおいて、初となるツートーン塗装をオプションで選択できる。車両の上部色と下部色を分けることで、伸びやかなラインが強調され、繊細なコーチラインがラグジュアリー感を高めている。

《森脇稔》

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