[音響機材・チョイスの勘どころ]メインユニットに外部パワーアンプを使いたいなら「プリアウト」は必須!?

「プリアウト」を備えるAV一体型ナビの一例(ケンウッド・MDV-M910HDF)。
「プリアウト」を備えるAV一体型ナビの一例(ケンウッド・MDV-M910HDF)。全 1 枚

愛車のサウンドシステムのバージョンアップに興味を抱くドライバー諸氏に向けて、それを実行しようとするときに役立つ「製品情報」を多角的に発信している当コーナー。現在は、「メインユニット」のチョイスのポイントを説明している。

今回も、「メインユニット」の中の主流となっている「AV一体型ナビ」の選択基準について解説していく。なお当コーナーでは音響機材として、つまりカーオーディオシステムを充実させたいと考えたときに気にするべきポイントを紹介している。

そのときに着目すべきは、前回の記事にて説明したとおり3点ある。「サブウーファー出力の装備」、「プリアウトの装備」、「サウンドチューニング能力の高さ」、これらだ。で、前回は「サブウーファー出力」について言及したので、今回は「プリアウトの装備」について解説していく。

まずは「プリアウト」とは何なのかを説明しよう。これはつまり、「AV一体型ナビ」の「内蔵パワーアンプ」にて増幅されていない微弱な状態の音楽信号を出力する端子だ。これが備わっていると、「外部パワーアンプ」の導入がしやすくなる。

なお市販されている「外部パワーアンプ」の多くは、「プリアウト」を持たない「メインユニット」との接続も可能となるように、「ハイレベルインプット」と呼ばれる入力端子を装備している。これがあれば、「メインユニット」の「内蔵パワーアンプ」にて増幅された後の音楽信号を入力できるようになる。

当端子にてその信号を受けると、「外部パワーアンプ」内で増幅された後の信号を一旦微弱な状態に戻せる。そうした上でその「外部パワーアンプ」内の回路で信号を増幅し直すと、その「外部パワーアンプ」ならではのクオリティで音楽を再生できる。つまりより良いサウンドを楽しめる。

しかし、「ハイレベルインプット」への配線作業には少々手間がかかる。スピーカーへと繫がっているケーブルをどこかしらでカットして、それを「外部パワーアンプ」へと接続できるようにケーブルを加工する必要性が生じるからだ。

対して「プリアウト」が備わっていれば、その出力端子と「外部パワーアンプ」の入力端子とを「ラインケーブル(オーディオケーブルもしくはRCAケーブルとも呼ばれる)」にて繋げば、配線作業を完了できる。

さらに、信号の流れもシンプルだ。一旦増幅してそれをまた微弱な状態に戻すという過程を踏む必要がないので、その過程にて起こり得るネガティブな事柄を排除できる。情報量のロスやノイズの混入という可能性を減らせるのだ。

今回は以上だ。次回は「サウンドチューニング能力の高さ」について説明する。乞うご期待。

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『RX』大幅改良へ、新デザイン判明!…フロント刷新&内装進化
  2. 【スズキ ジムニーノマド 新型試乗】早くも「2型」に進化! 欲しいという気にさせるクルマだ…中村孝仁
  3. ダイハツ、「e-SMART HYBRID」搭載K-VISIONなど16台出展…GIIAS2026
  4. ホンダ『N-WGN』次期型はどう進化する? “ヒンジドア軽ワゴン”の魅力を磨く
  5. スバルはなぜMTを捨てないのか? 2027年までに登場、次期『WRX』『BRZ』「新型スポーツハッチ」の姿とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  2. 山岳トンネル工事でロックボルトを自動打設、三井住友建設が「離れteロック」開発…俵山・豊田道路第2トンネル工事に導入
  3. ヨコオ、電波暗室を中国・東莞に新設…アンテナ評価を現地完結へ
  4. タイヤは「黒いゴム」じゃない! ブリヂストンが明かした性能を決める原材料の秘密
  5. 日立エナジー、空飛ぶクルマ向け電力インフラ整備へ…Eve Air Mobilityと覚書締結
ランキングをもっと見る