トヨタGRが見せるBEVスポーツカーの未来『FT-Se』…ジャパンモビリティショー2023

トヨタ FT-Se(ジャパンモビリティショー2023)
トヨタ FT-Se(ジャパンモビリティショー2023)全 39 枚

トヨタ自動車は「ジャパンモビリティショー2023」(一般公開10月28日~11月5日)で、多数のコンセプトカーを通じてモビリティの未来を提案する。その中でスポーツカーを取り扱うTOYOTA GAZOO Racing(GR)ブランドのBEVコンセプトカーとして公開されたのが『FT-Se』だ。

トヨタ FT-Seと佐藤恒治社長(ジャパンモビリティショー2023)トヨタ FT-Seと佐藤恒治社長(ジャパンモビリティショー2023)

ジャパンモビリティショー2023のプレゼンテーションの中で、佐藤恒治社長はバッテリーEVと暮らす未来として、次のように語っている。

「環境に優しいだけではなく、電気エネルギーならではの運転の楽しさも、走りの味もあって多様な体験価値も実現できる。それがバッテリーEVです。クルマ屋らしいバッテリーEVをつくる。その意味するところは、クルマづくりの原理原則に立ち返って、航続距離などの基本性能はもちろん、バッテリーEVでしかできない価値を実現していくことです。そのひとつが、今までにない低重心と広い空間を両立するクルマをつくること。そのためには、基本コンポーネントを徹底的に小型化、軽量化し、それを最適なパッケージングにつなげていく『クルマ屋の力』が必要です。それができると、デザインも、走りも、すべてが大きく変わります。そして、クルマに乗り込むと、全く違う景色が広がっています」

BEVの様々な可能性の中で、GRがアピールするのが高性能なスポーツカー。それを形にしたのがFT-Seだ。GRが取り組む「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の思想のもと、カーボンニュートラル時代におけるスポーツカーの選択肢の一つとして提案する。

トヨタ FT-Se(ジャパンモビリティショー2023)トヨタ FT-Se(ジャパンモビリティショー2023)

主なコンポーネントは、同時に公開された『FT-3e』と共有しながら、操縦安定性や空力性能をさらに追求。ソフトウェアアップデートにより、ドライバーと共に育っていくクルマを目指したという。

ワイド&ローのプロポーションに加え、先進的な印象をもたらすワンフォームシルエットの採用により、空気抵抗を低減。

直感的な操作を可能とするフルデジタル次世代コックピットを採用し、運転への一層の没入感を提供する。またインパネ上部を低く構えることで、高い視認性を確保。走行時のG(重力加速度)から身体を保持するために、新意匠のニーパッドを採用したとしている。

《レスポンス編集部》

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