VW『Tクロス』改良新型は表情をチェンジ…欧州受注開始

フォルクスワーゲン Tクロス 改良新型
フォルクスワーゲン Tクロス 改良新型全 10 枚

フォルクスワーゲンは10月26日、コンパクトSUV『Tクロス』(Volkswagen T-Cross)の改良新型の受注を欧州で開始した。ドイツ本国でのベース価格は、2万3250ユーロ(約370万円)と発表されている。

改良新型では、前後マスクを中心に外装を変更した。新デザインのLEDヘッドライト、LEDデイタイムランニングライト、LEDテールライトクラスターを採用した。ベーシックバージョンには、ハロゲンに代えて、新しいLEDヘッドライトとLEDテールライトクラスターが付く。また、LEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」が、Tクロスに初めて用意されている。ソリッドカラーのグレープイエローをはじめ、クリアブルーメタリック、キングスレッドメタリックの新色3色が追加された。

インテリアには、独立型のインフォテイメントディスプレイとして、8インチのタッチスクリーンを標準装備した。上位グレードには、9.2インチディスプレイが装備される。さらに、全車にデジタルメーターが標準装備された。ダッシュボードも全面的にデザインを変更し、ソフトな布張りが施され、質感を追求する。また、空調には、バックライト付きタッチスライダーを備えたオートエアコン「エアケア・クリマトロニック」がオプションで用意されている。

後席には前後140mmのスライド機能が付く。ラゲッジルームの容量は385リットルで、後席の高さまで積み込むと最大455リットルになる。リアシートを倒すと、最大で1281リットルに拡大する。助手席シートを折りたたむことも可能。リアからフロントまで続く荷室の長さは最大で2398mmとなり、サーフボードからパラグライダーまで、積載することができる。

マルチファンクションカメラ、ダイナミックロードサインディスプレイ、デジタルコックピット、新設計の独立型インフォテインメントディスプレイなどの装備が全グレードに装備される。

改良新型Tクロスは、このクラスでは世界で唯一、縦方向と横方向の車両制御を強化する「トラベルアシスト」をオプション設定する車両のひとつだ。交通状況や速度に応じて、システムの制限内で加速とブレーキを自動的に行い、速度をコントロールすることができる。

トラベルアシストは、制限速度、カーブ、ラウンドアバウトも制御の対象に含めることが可能。同時に、「レーンアシスト」は、車両を車線内に維持するのに役立つ。「DSG」と組み合わせることにより、ストップ&ゴー操作を自動的に行うことができる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る