トヨタ『タンドラ』、ツインターボのハイブリッドを469馬力に強化:TRDパフォーマンス・パッケージ…SEMA 2023

トヨタ・タンドラ の「TRDパフォーマンス・パッケージ」
トヨタ・タンドラ の「TRDパフォーマンス・パッケージ」全 10 枚

トヨタ自動車の米国部門は10月31日、大型ピックアップトラック『タンドラ』(Toyota Tundra)に「TRDパフォーマンス・パッケージ」を設定するとSEMA 2023で発表した。2024年に発売する予定で、V6ツインターボとハイブリッドがパワーアップを果たす。

タンドラはグレードに応じて、2種類のパワートレインを設定する。ひとつは、排気量3445ccのV型6気筒ガソリンツインターボエンジンだ。このV6ツインターボエンジンは85.5mmのボアと100mmのストロークを持ち、デュアルVVTiシステムを備えている。ターボチャージャーの温度上昇を抑える水冷式インタークーラーも採用した。このV6ツインターボエンジンは、最大出力389hp、最大トルク66.3kgmを獲得する。

TRDパフォーマンス・パッケージでは、ターボチャージャーへのエアフローを増加させるとともに、エンジンマネージメントを最適化。大型で流量の多いデュアルインテークに、背圧を低減するキャットバックエキゾーストを組み合わせた。この結果、最大出力はプラス32hpの421hpに向上。最大トルクは66.3kgmと変わらないが、発生回転数を2400rpmから2000rpmに引き下げた。

タンドラのもうひとつのパワートレインが、ハイブリッドの「i-FORCE MAX」だ。排気量3445ccのV型6気筒ガソリンツインターボエンジンに、モーターを組み合わせる。モーターは、エンジンと10速オートマチックトランスミッションの間にレイアウトされた。モーターは、10速ATを介して、パワーを効率的に伝達する。エンジンの始動、EVモード走行、電気アシスト、エネルギー回生は、ハイブリッドコンポーネントを通じてのみ行われる。

ハイブリッドのi-FORCE MAXは、最大出力437hp/5200rpm、最大トルク80.6kgm/2400rpmを獲得する。TRDパフォーマンス・パッケージを装着した場合、最大出力は437hpから469hpへ、32hp引き上げられている。

《森脇稔》

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