ホンダ初のオフロード仕様ピックアップ誕生…リッジラインに「トレイルスポーツ」発表

ホンダ・リッジライン・トレイルスポーツ
ホンダ・リッジライン・トレイルスポーツ全 5 枚

ホンダの米国部門は11月6日、ピックアップトラック『リッジライン』(Honda Ridgeline)の2024年モデルを発表した。オフロード仕様「トレイルスポーツ」が初設定されている。

リッジラインは、ホンダの米国部門が開発した北米専用のピックアップトラックだ。2世代目となる現行リッジラインは2016年1月、デトロイトモーターショー2016で発表された。現行型の開発は、米国オハイオとカリフォルニアのデザイン&エンジニアリング部門が担当した。初代同様、アラバマ工場で生産され、2016年前半、米国市場で発売された。現行型は米国の中型ピックアップトラック市場において、最大の室内空間や、最も機能的な荷台、優れたドライビング性能を追求した。アメリカンホンダによると、セグメントで最高のハンドリング、乗り心地、静粛性、天候を問わないトラクション性能などを備えているという。

2024年モデルには、オフロード仕様のトレイルスポーツが初設定された。ホンダの米国向けSUVやピックアップトラックに、オフロード仕様車として設定される新シリーズが、トレイルスポーツだ。第一弾には、SUVの『パスポート』が選ばれた。これに続くトレイルスポーツの第二弾モデルが、SUVの『パイロット』。トレイルスポーツの第三弾モデルが、ピックアップトラックのリッジラインになる。

『リッジライン・トレイルスポーツ』には、オフロードチューンサスペンション、オールテレーンタイヤ、スチール製アンダーボディプロテクションを装備した。サスペンションは、スプリングレートやダンパーバルブをチューニングし、スタビライザーバーを採用。ハンドリングを犠牲にすることなく、アーティキュレーションを高め、オフロードでの乗り心地を向上させているという。

カリフォルニア州の砂丘やアラブ首長国連邦のドバイなど、過酷なオフロード環境においてテストを重ね、トルクベクタリング全輪駆動システム「i-VTM4」をチューニングした。リッジライン・トレイルスポーツのi-VTM4システムは、エンジントルクの最大70%を自動的に後輪に送り、走行状況に応じて100%のトルクを継続的に後輪に配分する、としている。

《森脇稔》

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