二輪車がライバル、シトロエンの小型EV『アミ』…スポーティ仕様を改良

シトロエン・アミ Pop の改良モデル
シトロエン・アミ Pop の改良モデル全 5 枚

シトロエンは11月7日、シティコミューターEV『アミ』(Citroen Ami)のスポーティモデル「Pop」の改良モデルを欧州で発表した。

写真:シトロエン・アミ Pop の改良モデル

改良モデルには、新しいヘッドランプベゼルを採用した。これにより、Pop仕様の特長のフロントガラス下のブラックシェブロンストリップとブラックバンパーレインフォースメントを引き立てている。ボディカラーには新色として、「Infrared」が導入された。ドアシルとクォーターウインドウのステッカーは、オレンジからシトロエンのシグネチャーカラーのレッドに変更されている。

2シーター、2枚の同じドア、2つの同じ前後バンパー、を意味する「2」のデカールを装着する。改良モデルでは、2の数字が縮小され、円形と三角形というゲーマーのデジタル世界から着想を得たシンプルでグラフィカルデザインを採用している。この数字の色も黄色に変更された。バッグのホックもイエローに変更され、外側と内側をリンクさせている。

人間工学に基づいた新形状のドライビングセレクターをセンターコンソールに採用した。すべてのコントロールがより見やすく、選択しやすくなった、と自負する。R、N、Dのシフトスイッチと並んで、USBソケット、空調コントロール、ハザードスイッチ、ヒーターコントロールが配置されている。

EVパワートレインのモーターは、最大出力が8.2hpだ。バッテリーは蓄電容量5.5kWhのリチウムイオンで、フロア下にレイアウトされる。1回の充電での航続は最大70kmだ。シトロエンによると、70kmの航続は、都市部のユーザーの1日の平均移動距離を上回るという。バッテリーの充電は、220Vソケットで、およそ3時間で完了する。

ボディサイズは、全長2410mm、全幅1390mm、全高1520mm。車両重量は485kgに抑えられた。最小回転半径は3.6mと、取り回し性に優れる。シトロエンによると、バスや地下鉄、路面電車などの公共交通機関のほか、二輪車、自転車、スクーター、キックスクーターなどの代替手段として開発したという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  2. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
  3. スズキの新型ハイブリッドSUV『インビクト』、インド安全性評価で最高の5つ星獲得
  4. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
  5. 『ジムニー』のシートをフルーティに変身! オレンジ・ピーチ・グレープの3色展開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る