夜のマセラティ、スーパーカー『MC20』にブラック仕様「Notte」登場…世界限定50台

マセラティ MC20 Notte
マセラティ MC20 Notte全 10 枚

マセラティ(Maserati)は11月8日、スーパーカー『MC20』初の限定モデル、「MC20 Notte」を欧州で発表した。世界限定50台が販売される予定だ。

MC20 Notteは、マセラティが初めて伝説的なレースに参戦した日から、常にブランドを前進させてきた大胆なスピリットを讃えるモデルだ。開発には、マセラティのリファレンスドライバーであり、元GT1ワールドチャンピオンのアンドレア・ベルトリーニ氏が参加した。同氏と協力しながら、MC20 Notteの外装デザインを開発した。

エクステリアは、トライデント、サイドのロゴ、マセラティのシグネチャーといったディテールを、シルバーからマットホワイトゴールドに変更した。「Notte」とは、イタリア語で「Night(夜)」を意味する。ボディカラーは光沢のあるブラックから、暗闇で輝くマットな「ネロ・エッセンツァ」へと変化するという。

20インチのマットブラック「バードケージ」ホイールには、マットホワイトゴールデンのアクセントが施された。ブレーキキャリパーはブラック。インテリアは、ブラック&グレーのアルカンターラに、イエローのステッチを配した6ウェイのパワースポーツシートを採用した。ヘッドレストにはトライデントをあしらい、アルカンターラのスポーツステアリングホイールにはカーボンファイバー製インサートが組み込まれた。2つのヘッドレストの間には、「UNA DI 50」(50台のうちの1台)の文字とともに、専用メタルプレートが装着されている。

ミッドシップには、3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。「ネットゥーノ(Nettuno)」と命名された新エンジンは、マセラティが自社開発し、イタリアのモデナ工場で組み立てられている。

このパワーユニットは、バンク角90度のV6アーキテクチャーを基本として、ツインターボとドライサンプ潤滑システムを採用した。3.0リットルの排気量から、最大出力630ps/7500rpm、最大トルク74.4kgm/3000~5500rpmを引き出す。レブリミットは8000rpmで、リッターあたりの出力は210psだ。圧縮比は11:1、ボア×ストロークは88×82mmとした。動力性能は、0~100km/h加速2.9秒以下、最高速325km/h以上だ。

《森脇稔》

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