ヤマハ新型125ccシリーズの本命? 人気のネオレトロモデル『XSR125』12月8日に発売決定 価格は50.6万円

ヤマハ XSR125 ABS
ヤマハ XSR125 ABS全 42 枚

ヤマハ発動機は11月9日、原付2種免許で乗れる125ccシリーズの新型『XSR125 ABS』を12月8日に発売することを発表した。軽量で取り回しがしやすく、比較的安価で手に入れられることから人気の125ccスポーツバイク市場に攻勢をかける。価格は税込50万6000円。

コロナ禍でのバイクブームによって2輪市場全体は伸びを見せた一方で、日本国内のメインである250ccクラスの新車価格は高騰の一途を辿っており、特にエントリーユーザーの負担は増える傾向にある。これを受け、より安価で運転のしやすい125ccに注目が集まっている。各社は125ccのラインアップを拡大し、スポーツ走行も楽しめるマニュアルトランスミッション車の導入にも積極的だ。

ヤマハは今年3月のモーターサイクルショーで125ccシリーズを3車種、日本市場に投入することを発表。エントリーユーザーを含め、バイクファンから期待されていた。すでにフルカウルタイプの『YZF-R125』(および155ccのYZF-R15)、スポーツネイキッドの『MT-125』を9月以降に発表しており、今回のXSR125が3車種目となる。

ヤマハ XSR125 ABSヤマハ XSR125 ABS

XSR125は、クラシカルな外観と最先端のテクノロジーを融合させた「ネオレトロ」スタイルが特徴。ヤマハでは大型クラスに『XSR900』、『XSR700』を投入しており、今回のXSR125はそれらの哲学やノウハウを受け継ぎながら、20代の若者をターゲットに商品づくりがおこなわれた。

搭載するエンジンは、YZF-R125やMT-125と同じながら、ECUを専用とすることでXSRらしい乗り味としているという。VVA(可変バルブ)を搭載することで全域で優れたトルク特性を発揮、良好な加速性能と加速感が得られる。またアシスト&スリッパークラッチを採用し、加減速時にストレスのないシフト操作を実現し、快適な走行性をサポートする。燃費性能は、定地燃費値で60.3km/リットルとランニングコストにも大きなアドバンテージがある。

軽さと強度剛性のバランスを図ったデルタボックス型フレームの採用、軽量アルミ製リアアーム、エントリーモデルながら倒立フォークを採用するなどによって、軽快で扱いやすいハンドリングを実現した。137kgの車重、810mmのシート高、アップハンドル、ニーグリップ部分が絞られた燃料タンクなどによって取り回しや乗降性がよく、様々なシーンで自由に楽しめるモデルとなっている。

ヤマハ XSR125 ABSヤマハ XSR125 ABS

カラーは、ガレージビルドを感じさせオーセンティックなスタイルを楽しむ「シルバー」、走行スタイルの自由さを表現した遊び心のある「ライトブルー」、多彩なファッションに似合うシンプルな「ブラック」、ヤマハスポーツヘリテージを想起させる「オレンジ」の4色を揃える。

販売計画は年間3000台。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. 日産『マイクラ』新型は約450万円から、EVに生まれ変わる6代目、9月に英国受注開始
  4. ホンダ『シビック e:HEV』英国モデルの新デザインに好感触! SNSではその価格にも注目が集まっており…
  5. 次期トヨタ『ハリアー』は新エンジンの恩恵でフォルムが大変化…スクープ記事ベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る