エネルギーソリューションとして考えるパナソニックのEV充電インフラ【特集 EV充電インフラビジネス最前線】

エネルギーソリューションとして考えるパナソニックのEV充電インフラ【特集 EV充電インフラビジネス最前線】
エネルギーソリューションとして考えるパナソニックのEV充電インフラ【特集 EV充電インフラビジネス最前線】全 1 枚

インフラというとダムや発電所、広域ネットワークのような重厚長大な設備をイメージするが、家庭用のコンセントもりっぱなEV充電インフラだ。

■AC200VコンセントはEV充電インフラの要

自宅にEVの普通充電器を設置する場合、必要なのはAC200Vの充電用の屋外コンセントだ。現在、平均的な住宅の電源は3芯になっているので200Vのコンセントはすぐに設置できる。エアコンやIH調理器の配線と原理は同じ。したがって、EV充電用の屋外コンセントの設置や工事を依頼すると、パナソニック製のコンセント(アウトレット)が利用されることが多い。パナソニックは高圧の急速充電器こそ作っていないが、グループのエレクトリックワークスはAC普通充電領域では日本のトップシェアを誇る。

同社はパナソニックグループ内で電設、エネルギー事業を担う会社で、パナソニック電工を母体とする事業会社だ。コンセントのトップシェアだからといって、EV充電ビジネスにおいて、コンセントだけを提供しているわけではない。個人宅、事業者向け、集合住宅向けにさまざな充電ハードウェアとソリューションを展開している。

11月22日に開催予定のオンラインセミナー「EV充電インフラビジネス最前線~5社の取組み~」では、パナソニック エレクトリックワークス社 エネルギー・IoTソリューションセンター 所長の室井義則氏が、同社のエネルギ―事業やEV充電インフラのソリューションについて講演を行う。講演に先立ち、室井氏にセミナーの概要や同社の充電器戦略について聞いた。

■パナソニックが充電ビジネスを展開する理由

――パナソニック エレクトリックワークスでEV充電ビジネスを手掛けるのはどのような理由からですか?


《中尾真二》

アクセスランキング

  1. 日産『フェアレディZ』の「レトロな仕様」に注目…土曜ニュースランキング
  2. 日産『エクストレイル』e-POWERの9197台でリコール…発電停止と走行不能のおそれ
  3. 「初代に立ち戻った感じでよき!」ルノー『トゥインゴ』の新型予想が話題! エンジン車にも期待の声
  4. トヨタの小型ミニバン『ルミオン』、安全性を大幅向上…スズキからのOEMモデル
  5. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る