6MTは継続?廃止? VWの最強ワゴン『ゴルフRヴァリアント』8.5世代へ突入か

VW ゴルフR ヴァリアント 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)
VW ゴルフR ヴァリアント 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)全 11 枚

フォルクスワーゲン(VW)は主力モデルである『ゴルフ』ファミリーの改良に向け開発を進めているが、最強ワゴンの『ゴルフRヴァリアント』も例外ではない。8.5世代へと進化するゴルフRヴァリアントのプロトタイプを初スクープだ。

◆6MTは継続? フェイスリフトでの進化は

ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、白いテープやデカール(転写)、黒い偽装コンポーネントで細部を隠し、現行モデルを装っている。しかし、フロントエンドはLEDライトバーでつながったよりスリムなヘッドライトがのぞいている。「R」バッジはこれまでと同じ位置に配置されているが、グリルの厚みが若干スリムになっていることがわかる。

バンパーには、車幅全体にわたる2本の水平バーを備えた改良型インテークが装着される予定で、中央のセンサーの両側には角張ったアクセントが見てとれる。

VW ゴルフR ヴァリアント 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)VW ゴルフR ヴァリアント 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

後部は一見すると現行型と同じようだが、LEDテールライトの新グラフィックがデカールで隠されているほか、バンパーは新設計となる。円形のクワッドエキゾーストパイプはRモデルの証だ。

キャビン内は『ID.7』や『パサートヴァリアント』と共通の最大15インチのディスプレイが搭載される可能性がある。タブレット型のタッチスクリーンはデジタルインストルメントクラスターと同じ高さに取り付けられるだろう。新世代VWのコックピットがこのフェイスリフトモデルから利用できるようになる。

現行型のパワートレインは2.0リットル直列4気筒ターボエンジンで、最高出力は320ps、最大トルク400Nmを発揮。6速マニュアルまたは7速DSGトランスミッションが選択可能で、全輪駆動の4MOTIONが標準だ。スペックのアップデートに注目されるが、「Rパフォーマンス」レベルの330psへ向上する可能性も噂されている。

VW ゴルフR ヴァリアント 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)VW ゴルフR ヴァリアント 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

また2024年モデルでは、このRだけでなく、GTIも含めて6速マニュアルの廃止が囁かれているが、ユーロ7排ガス規制の緩和により存続の可能性も浮上しているようだ。

改良新型は2024年内にデビュー予定で、内燃機関を搭載した最後のRになる。GTIとともにフルエレクトリック時代にもブランドが継承されることが約束されているものの、プレミア化は必至といったところだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  3. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る