510馬力ツインターボ「ハリケーン」エンジンのみ…ジープのフルサイズSUV『グランドワゴニア』2024年型

ジープ・グランドワゴニア の2024年モデル
ジープ・グランドワゴニア の2024年モデル全 12 枚

ジープは11月16日、フルサイズSUV『グランドワゴニア』(Jeep Grand Wagoneer)の2024年モデルを米国で発表した。

写真:ジープ・グランドワゴニア の2024年モデル

グランドワゴニアは、同時に登場した『ワゴニア』と、兄弟車の関係にある。プレミアム大型SUVセグメントに投入されたグランドワゴニアに対して、非プレミアムの大型SUVセグメントに投入されたのが、ワゴニアとなる。

グランドワゴニアの2024年モデルには、3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジン「ハリケーン」を全グレードに搭載する。従来、ベースグレードが積んでいた6.4リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジン(最大出力471hp、最大トルク62.9kgm)は、廃止された。

ハリケーンには、2つの仕様が用意されており、グランドワゴニアには、高出力バージョンを搭載する。ピークブースト圧が26psiに引き上げられており、最大出力510hp、最大トルク69.1kgmを獲得する。6.4リットルV8から排気量を半分以下にダウンサイズした3.0リットル直6でありながら、V8を上回るパワーとトルクを獲得している。

ハリケーンエンジンの基盤は、構造用アルミ製オイルパンを備えたアルミ製エンジンブロックだ。クロスボルト鋼のメインベアリングキャップには、鍛鋼クランクシャフトと鍛鋼コネクティングロッドが組み込まれる。低慣性かつ大容量の2個のターボチャージャーが、スロットル入力に迅速に応答するために、それぞれが直6エンジンのうちの3気筒を受け持つ。また、シリンダーボアのプラズマトランスファーワイヤーアーク(PTWA)コーティングにより、薄型で低摩擦を実現している。

専用のチェーン駆動シャフトによって作動する2個のポンプを採用する。これにより、350バールの高圧での直接燃料噴射を可能にした。エンジンはDOHCで、広範囲で完全に独立した可変バルブタイミング機構を備える。エンジンの再始動を迅速に行うために、強固なスターターモーターを備えた省燃費のエンジンストップスタート(ESS)機能が付く。

専用の冷却回路を備えたチャージクーラーは、デュアルインレット。シリンダーヘッドとデュアル水冷式エキゾーストマニホールドを一体設計した。連続可変容量式のオイルポンプは、ポンプ出力をエンジンの状態に合わせて調整し、摩擦損失を減らし、燃料の節約に貢献する。ハイフローボールバルブサーモスタットは、冷却システムの制限を最小限に抑え、機械的損失を低減させている。

《森脇稔》

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