アウディ最後の「直5エンジン」となるか? 高速コンパクトセダン『RS3』の進化とは

アウディ RS3セダン 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)
アウディ RS3セダン 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)全 12 枚

アウディの主力コンパクトモデル『A3』ファミリーの改良に向けた開発が終盤を迎えている。そんな中、ニュルブルクリンクでシリーズ最強モデルとなる『RS3セダン』の高速テストがおこなわれていた。

【画像全12枚】

プロトタイプは、ボディ前後、ドア下部をカモフラージュしているものの新デザインのほぼすべてが確認できる状態だ。シングルフレームグリルがスリム化されワイドになり、上下を二分割。内部はダブルダイヤモンドパターンに取って代わり、チェーンリンクスタイルのメッシュとなっている。

アウディ RS3セダン 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)アウディ RS3セダン 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

ヘッドライト内部には、さまざまなサイズの平行四辺形が上部に配置されたLEDシグネチャーが装備される。またバンパーのエアインテークとサイドベントの間のスラットがなくなっているようで、よりすっきりとした外観になっていることがわかる。この新たなフェイスに『Q8 e-tron』で初登場した新しい4リングスのロゴが装備されるのは間違いない。

後部は、現行モデルの水平基調グラフィックが刷新され、バンパーにはわずかに傾斜した赤いリフレクターを備えていることがわかる。また、ホンダが最新の『シビックタイプR』で改良したようにダミーのベントを廃止している可能性があるほか、トランクのリップスポイラーもかなり小さく見える。

最後にスペックに関して。アウディスポーツの責任者、セバスチャン・グラムス氏は、今年初めのメディアインタビューにて、「次のステップに向けて5気筒を増やすつもりだ。そしてそれは改善されるだろう」と発言している。現在もRS3は2.5リットル直列5気筒エンジンを搭載しており、唯一無二の存在感を放っているが、さらなるパワーアップが期待できる。最高出力はメルセデスAMG『S45』の421psを超えると予想され、完全電動化を前に最後の直5エンジンに華を添えると予想される。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱の新型SUV『デスティネーター』、最高の安全性評価…ASEAN NCAP
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
  3. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
  4. 「デザイナー天才」とSNSで話題! 熱帯雨林モチーフのポルシェ“オセロット”発表「内装の作り込みがすごい」
  5. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る