トヨタ『ハイラックス』、日本にない48Vマイルドハイブリッド搭載…欧州仕様

トヨタ・ハイラックス・ハイブリッド 48V(欧州仕様)
トヨタ・ハイラックス・ハイブリッド 48V(欧州仕様)全 10 枚

トヨタ自動車の欧州部門は12月4日、ピックアップトラックの『ハイラックス』(Toyota Hilux)に、48Vマイルドハイブリッド搭載の「ハイラックス・ハイブリッド48V」を設定し、2024年の半ばに欧州市場で発売すると発表した。

写真:トヨタ・ハイラックス・ハイブリッド 48V(欧州仕様)

ハイラックスの「ハイブリッド48V」は、燃費性能と走行性能を向上させ、オンロードでもオフロードでもハイラックスの性能をさらに高めた、と自負する。ハイラックス伝統の耐久性と信頼性に加えて、ハイラックス・ハイブリッド48Vでは、スロットルレスポンスとリニアな加速性能を向上させ、悪路走破時のスムーズな加速と下り坂での回生ブレーキによりオフロード性能も強化しているという。

2.8リットルの直列4気筒ディーゼルターボエンジンが、ベルトシステムによって小型のモータージェネレーターを駆動し、このモータージェネレーターが48Vのリチウムイオンバッテリーを充電する。このバッテリーは、室内スペースへの影響を最小限に抑えるために後部座席の下に設置され、小型軽量設計により、重量は7.6kgとした。48Vバッテリーは、新しいDC/DCコンバーターを介して、車両の12Vシステムにも電源を供給する。

トヨタのフルハイブリッドシステムと同様に、バッテリーは減速時に充電され、ブレーキエネルギーを効率的に回生する。充電が完了すると、バッテリーはモータージェネレーターを通じて、最大16hpのパワーと6.6kgmのトルクを生み出し、エンジンをアシストする。

2.8リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジンは、最大出力204hp/3400rpm、最大トルク51kgm/1600~2800rpmを発生する。コモンレール式燃料噴射システム、可変ノズルターボチャージャー、水冷式インタークーラーを装備。ディーゼル酸化触媒、ディーゼル・パティキュレート・フィルター、選択触媒還元(SCR)、尿素追加噴射を採用している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ついに国内発売か」待望の3列シート、ルノー『グランカングー』登場にSNSでは「ワクワクですね~」と期待高まる
  2. ソニー・ホンダが発表予定の新コンセプトカーに「期待十分」の声、進化の早さに「想像以上」とも
  3. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
  4. レクサスとスバルが首位獲得、2025年日本自動車テクノロジー調査…J.D.パワー
  5. かつての「ハイラックスサーフ」、トヨタ『4ランナー』に米2026年型…ハイブリッド中心に9グレード展開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る