スマートの電動SUVクーペ『#3』にブラバス仕様、428馬力で加速はスーパーカー並み…ドイツ受注開始

スマート#3 の BRABUS
スマート#3 の BRABUS全 8 枚

スマート・オートモービルは、新型電動SUVクーペ『スマート#3』の高性能グレード、「BRABUS」(Smart #3 BRABUS)の受注をドイツで開始した、と発表した。

同車は、新生スマートブランドの市販第2弾モデル、そしてブランド初の電動SUVクーペとして登場したスマート#3の高性能な「ブラバス」仕様だ。ブラバス仕様のEVパワートレインでは、前後に搭載されるモーターを強化している。

ツインモーターは、システム全体で最大出力428hp、最大トルク55.4kgmを引き出す。このパワフルなツインモーターによって4輪を駆動し、0~100km/h加速3.6秒、0~400m加速11.6秒の性能を可能にしている。デュアルモーターインテリジェント4WDシステムを標準装備した。6つのECUを0.4秒で瞬時にリンクし、フロントとリアのモーターを連携させて、2WDと4WDを切り替える。

デュアルモーターインテリジェント4WDシステムは、走行モードに応じて、後輪駆動、パートタイム4WD、フルタイム 4WDの3種類に切り替わる。 走行モードは、エコ、コンフォート、スポーツ、BRABUSの4種類だ。このうち、エコモードは、航続に配慮して、後輪駆動になる。コンフォートモードは、パートタイム4WDで走行する。スポーツモードでは、フルタイム4WDとなる。 BRABUSモードでは、フロントとリアのモーターがフルパワーを発揮し、スーパーカーレベルの走行体験を可能にした、と自負する。1回の充電での航続は、最大で415kmに到達する。

スポーツシャシーは、スマートの開発チームが主導し、メルセデスベンツのエンジニアチームも開発に参画した。3段階、トータル5回のチューニングを経て、足回りが完成したという。フロントがマクファーソン、リアが5リンクの独立サスペンションと、全車に標準装備されたフロントとリアのスタビライザーにより、操縦安定性能を追求している。

ブラバスがデザインしたフロントバンパー、サイドスカート、リアバンパーを装備している。フロントバンパーには、リップスポイラーが付く。ボディカラーには、鮮やかなフォトンオレンジメタリックなどの色を設定する。フロントバンパーのエアダクトやサイドシルはブラック仕上げで、オレンジのアクセントが配された。19インチのアルミホイールの隙間から、赤いブレーキキャリパーが見えるようにした。強い視覚的コントラストでドライビングダイナミクスを表現しているという。

インテリア全体に、ブラバス専用のブラックカラースキームを採用した。スポーツシートのヘッドレストには、BRABUSのロゴが入る。ステアリングホイールには、BRABUSのロゴを配した。このステアリングホイールは、アルカンターラとレザーでスポーティな雰囲気を演出している。マイクロファイバーを使ったスポーツシートは、赤いステッチが入る。金属製ペダルも装備されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る