米国大型セダン市場が終焉へ、クライスラー『300C』が生産終了

クライスラーのカナダ・オンタリオ工場からラインオフした300Cの最終モデル
クライスラーのカナダ・オンタリオ工場からラインオフした300Cの最終モデル全 9 枚

ステランティス傘下のクライスラー(Chrysler)は、12月8日に大型セダンの『300C』の生産を終了した、と発表した。『300』の生産も2023年内に終了する予定で、米国大型セダン市場が終焉を迎える。

現行クライスラー300Cは、2011年に発表された。クライスラー伝統の大型セダンだ。クライスラー「300」シリーズの歴史は、1955年まで遡る。300シリーズは2023年モデルをもって生産終了となり、クライスラーの大型セダンのおよそ70年の歴史に幕を下ろす。

2023年モデルの300Cには、6.4リットルV型8気筒ガソリン「HEMI」エンジンを搭載する。最大出力485hp、最大トルク65.7kgmを引き出し、0~96km/h加速4.3秒、最高速257km/hの性能を可能にしている。

カナダ・オンタリオ州のブランプトン工場から、最後のクライスラー300Cがラインオフした。米国ではかつて、大型セダンが一世を風靡した。しかし、顧客の嗜好がSUVにシフトしたことに伴い、大型セダン市場は縮小の一途をたどっていた。

《森脇稔》

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