2050年のカーボンニュートラル実現に向け、EV充電環境の整備が全国的に求められている中、愛知県大府市とテラモーターズは2023年5月26日に「持続可能な地域づくりに向けた連携協定」を締結。 この協定に基づき、大府市内の公共施設2か所にTerra Charge(テラチャージ)のEV充電器4基を設置し、2024年1月中には合計4か所に全7基の設置が完了する予定だと発表した。
大府市の公共施設に設置されたテラチャージ
経済産業省は、2030年までにEV充電器の設置目標を30万口と設定している。大府市もこの流れに乗り、個人用次世代自動車購入費補助制度や住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助制度を設け、EV普及促進に取り組んでいる。
一方、テラモーターズは、初期・ランニングコスト無料による充電インフラの提供を実現し、日本全国にEV充電器の設置を進めている。
大府市内の公共施設に設置したEV充電器は、施設の営業時間に準じて利用可能で、料金は1時間あたり450円。利用方法はテラチャージのモバイルアプリで充電器を操作する。
12月18日には、大府市内の横根公民館でEV充電器設置の除幕式が行われた。大府市長の岡村秀人氏は、「EV充電設備が市内の公共施設に設置されたことを、大変うれしく思う。今後も、公共施設をはじめ、マンションや店舗へのEV充電設備の普及を促進し、市民が安心してEV自動車を購入し、利用できる環境整備を進めていきたいと思います」とEV普及への意気込みを語った。