カヤバは、建設機械や工場設備などの油圧機器の作動油状態をリアルタイムに診断するシステムを開発した。これにより、作動油の廃棄量を低減し、環境にやさしいメンテナンス作業の効率化が図れるようになる。現在、油圧機器の作動油は、まだ使用できる状態であっても、不具合発生による停止を避けるために定期交換するのが一般的だ。新たに開発した油状態診断システムは、センサや通信機を取り付けた油圧機器と顧客をクラウドで結び、カヤバが蓄積してきた知見やノウハウを活かしたアルゴリズムで油のデータを分析・診断する。