辰に関連した車の話題---2024年は昇り竜の勢いで!!

奥の車が1953年型カイザー・ドラゴン。写真は80年代のレストア、復刻プロジェクト
奥の車が1953年型カイザー・ドラゴン。写真は80年代のレストア、復刻プロジェクト全 14 枚

2024年は干支でいうと辰年。龍、ドラゴン。辰がらみの自動車ネタがあまり見つからない。2023年の卯(ウサギ)や2025年の巳(ヘビ)は少なくない数があるのだが……。

【画像全14枚】

自動車産業の勃興期、20世紀初頭のアメリカにドラゴンオートモビルドラゴンモーターという会社があり、数年で閉鎖している。時代は下って50年代にカイザーモーターズが「ドラゴン」仕様をいくつかの車種に設定している。カイザーは会社もブランドも現存していないが、今のステランティスにつながる1社だ。

同時期のアメリカにはピアレスというメーカーがあり、ここが開発した「グリーンドラゴン」というレーシングカーが、バーニー・ オールドフィールドの運転で活躍している。オールドフィールドはごく初期のスタードライバーだ。

現代のアメリカには、少数の高性能電気自動車を生産するドラコモータースがあり、『ドラゴン』というSUVをリリースしている。ドラゴンを連想させる「ドラコ」という社名は、創立者の苗字。

イギリス王室は、車に「竜退治」のセント・ジョージのマスコットを取り付ける例が多い。故エリサベス女王のロールスイロイスやベントレーにセント・ジョージが見られた。現国王のチャールズは、21歳からアストンマーティン『DB6ヴォランテ』を乗り続けているが、これにもドラゴンのマスコットが取り付けられている。

モータースポーツでは、今年、東京でもレースが開催されるフォーミュラEにエントリーしているDSペンスキーは、ドラゴンレーシングというチームが母体だ。WECなど耐久レースでは、ドラゴンスピードというチームが活動している。

カイザー同様に消滅したブランドにスウェーデンのサーブがある。本体の航空機・軍需品メーカーで同名のサーブは盛業中で、もはや自動車ではないが、60年代に生産された「35ドラケン」戦闘機のドラケンはスウェーデン語で竜を意味する。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. MOMO、「レーシングシミュレーター用ステアリング」6モデルを1月9日発売
  2. 日産株価が3日続伸、SUV『パトロール』を日本市場に投入へ
  3. VW『Tロック』新型、安全性で最高評価の5つ星…ユーロNCAP
  4. スズキの新型Vツイン・アドベンチャー『SV-7GX』の新動画が公開! スペック&エンジン音をチェック
  5. メルセデスベンツGLB新型、生産開始…最大航続631kmのEVを2026年春発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る