最強の電動ワゴン爆誕か!? ポルシェ『タイカン スポーツツーリスモ』初の改良に注目

ポルシェ タイカン クロスツーリスモ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)
ポルシェ タイカン クロスツーリスモ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)全 20 枚

ポルシェのBEV『タイカン』が大幅改良を迎えようとしている。今回スクープしたのは、タイカンシリーズ第三のモデルとして登場したステーションワゴンタイプの『タイカン スポーツツーリスモ』だ。

最強の電動ワゴン爆誕か!? ポルシェ『タイカン スポーツツーリスモ』初の改良

最初に登場したタイカンは、4ドアのスポーツEV。その後、第二のボディバリエーションとして、SUVテイストが強調された5ドアの『タイカン クロスツーリモ』が追加された。タイカン スポーツツーリスモは、このクロスツーリスモをベースにSUV的な要素を廃し、ICE(内燃機関)モデルの『パナメーラ スポーツツーリスモ』と同様のステーションワゴン的スタイルで2022年に登場した。

ちなみに、ポルシェは2023年11月に米「Automotive News」のインタビューにて、パナメーラ スポーツツーリスモを廃止すると発言しており、タイカン スポーツツーリスモがポルシェで唯一のワゴンタイプとなりそうだ。

◆最強の電動ワゴン「ターボGT」も登場か?

厳冬のスカンジナビア山中で捉えたプロトタイプは、ほぼフルヌード状態でディテールが露出している。改良新型では、フロントエンドが大幅に変更されていることが見てとれる。

最大の変更点はヘッドライトで、構成要素こそほぼ同じだがよりコンパクトでシャープになった印象だ。従来はバンパーより奥に配置されているようなデザインだったが、フェンダー、バンパーのアウトラインとツライチになっているのも新しい。

ヘッドライト下部に連なる垂直トリムは廃止され、フロントタイヤへのエアインテークは残されているものの存在感を潜めバンパーと一体化しているようだ。これに合わせ、下部エアインテークとフロントスプリッターの形状も変更されている。

側面で目立った変化は見られないが、リアエンドはLEDテールライトが新設計される。全幅にわたるライトバーはそのままだが、外縁がテールゲートの両側でわずかに下がっていることがわかる。

ベースグレードのパワートレインは、79.2kWhのバッテリーを積み、最高出力408ps・最大トルク345Nmを発揮。リアアクスルにモーターを搭載する後輪駆動だ。また、93.4kWhのパフォーマンスバッテリープラスを選択することで、最高出力476ps・最大トルク357Nmにアップグレードすることも可能。

さらに最高出力529ps・最大トルク639Nmを発揮する「タイカンS」や、最高出力760ps・最大トルク1048Nmを発揮するトップレンジ「ターボS」もキャリーオーバーされる可能性が高い。

注目は、過激モデル「ターボGT」(仮)の設定だろう。これは『911 GT3』や『カイエン ターボGT』に似た完全なポルシェGT部門のモデルになると予想されており、1000ps以上を発生すると噂されている。スポーツツーリスモに設定されれば、世界最強レベルの電動ワゴンになることは間違いない。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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