[低音増強でカーオーディオはもっと楽しくなる]ボックスサブウーファーなら、迫力ある超低音を手軽にゲット可能!

「パワードタイプのボックスサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WX300A)。
「パワードタイプのボックスサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WX300A)。全 3 枚

クルマのドアに取り付けられるスピーカーは、口径的に17cmクラスが最大サイズだ。しかし実は、この大きさでは超低音をスムーズに再生しきれない。ゆえにカーオーディオでは超低音再生のスペシャリストである「サブウーファー」が使われることが多くなっている。

【画像全3枚】

◆“パワフルな低音”を望むなら、「ボックスサブウーファー」も候補の1つとして浮上!

というわけで当特集では、「低音強化」の楽しさと実践方法を解説している。さて今回は「低音強化」を実行しようとするときの1つの選択肢となる、「ボックスサブウーファー」について説明していく。

最初に、「ボックスサブウーファー」とは何なのかを説明していこう。これはつまり、サブウーファーユニットが大型のボックスに取り付けられた状態にて完成品となっているもののことを指す。なおこの中にはタイプ違いが2つある。1つがサブウーファーユニットを駆動するためのパワーアンプが内蔵されているもので、もう1つがそれが内蔵されていないもの、これらだ。

ちなみにパワーアンプを内蔵しているタイプは、これまで解説してきた「小型・薄型のパワードサブウーファー」と同じく「パワードサブウーファー」の1種だ。しかし「筐体の大きさ」が大きく異なる。「小型・薄型のパワードサブウーファー」はシート下にインストールできるほどコンパクトだが、「パワードタイプのボックスサブウーファー」は、シート下へは取り付けられない。なのでその点では導入のハードルが高くなる。

しかし、それにかわる利点を持つ。それは、「より迫力のある低音を獲得できること」だ。ボックスが大きくなる分、サブウーファーユニットの振動板のストローク量が増えるので、その分しっかりと空気を震わせられる。結果、よりパワフルな超低音を再生できる。

「パワードタイプのボックスサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WX1010A)。「パワードタイプのボックスサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WX1010A)。

◆音質性能が高いものの、その割にリーズナブルなモデルが多い!?

というわけで音にこだわろうとする場合には、「ボックスサブウーファー」はアドバンテージを発揮する。ちなみに「小型・薄型のパワードサブウーファー」の中にも音にこだわったモデルがさまざまあるが、それらは価格もそれなりに張ってくる。対して「ボックスサブウーファー」は、リーズナブルなモデルでも迫力のある超低音を再生しやすい。つまり「ボックスサブウーファー」は、手軽さと音質性能のバランスが良好である場合が多い。

続いては、パワードタイプと非パワードタイプとの違いについて説明しよう。まず「パワードタイプのボックスサブウーファー」は、導入のハードルが低めだ。パワーアンプを別途用意しなくて済むからだ。

対して「非パワードタイプのボックスサブウーファー」は別途パワーアンプを用意しなくてならない分、導入のハードルが上がる。しかし、好きなパワーアンプを選択できるという利点を得られる。というのも、「サブウーファー」はどんなパワーアンプを組み合わせるかでも鳴り方が変わってくる。つまり「非パワードタイプのボックスサブウーファー」の方が、超低音の鳴り方をコントロールできる幅が広がる。

「非パワードタイプのボックスサブウーファー」の一例(カロッツェリア・_TS-WX2530)。「非パワードタイプのボックスサブウーファー」の一例(カロッツェリア・_TS-WX2530)。

◆トランクの積載性をスポイルしにくい「ボックスサブウーファー」もある!

ちなみに「非パワードタイプのボックスサブウーフアー」は、パワーアンプを内蔵しない分、案外価格が手頃な機種も多い。そして外部パワーアンプの中にも手頃でありながら高性能なモデルも多くある。なので、コスト的にはそれほど高く付かずに済む場合も少なくない。

ところで「ボックスサブウーファー」は大きいので、トランクに積んだときに積載性が落ちると思われがちだが、そこのところに配慮したモデルも少なくない。例えば「ダウンファイヤリング方式」が採用されていると、本体の上に荷物を積めるので、積載性がそれほど落ちずに済む。なぜなら当方式では、振動板を下側にして設置できるからだ。なおそのように設置することで発する超低音を一旦フロアにぶつけられるようになり、反射の効果で低音のパワー感を増強できる。

また「ボックスサブウーファー」は、本格志向のモデルが多めだ。大口径モデルやサブウーファーユニットを複数発用いた音圧モデルもいくつかある。“迫力”にこだわろうとするときにも、「ボックスサブウーファー」に注目しよう。

今回は以上だ。次回は「単体サブウーファー(ユニットサブウーファー)」について説明していく。お楽しみに。

《太田祥三》

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