ハイドロプレーニング回避、タイヤと路面のデータをシャシーに伝達…グッドイヤーとZFがCES 2024で発表

グッドイヤーのタイヤ・インテリジェンス・テクノロジー「Goodyear Sightline(グッドイヤー・サイトライン)」とZFの車両運動制御ソフトウェア「cubiX(キュービックス)」を統合
グッドイヤーのタイヤ・インテリジェンス・テクノロジー「Goodyear Sightline(グッドイヤー・サイトライン)」とZFの車両運動制御ソフトウェア「cubiX(キュービックス)」を統合全 3 枚

ZFグッドイヤーは1月9日、グッドイヤーのタイヤ・インテリジェンス・テクノロジー「Goodyear Sightline(グッドイヤー・サイトライン)」と、ZFの車両運動制御ソフトウェア「cubiX(キュービックス)」を統合すると、CES 2024で発表した。

これにより、タイヤと路面状況のデータがシャシーシステムに提供されることで、運転時の快適性、制御性および効率性が向上するという。

グッドイヤーとZFは、リアルおよびバーチャル環境下でのテストなどを通じて、車両の運動性能と安全性を向上させる統合ソリューションの可能性を見出した。ハイドロプレーニング現象のリスクを低減させるグッドイヤーのサイトライン・ソリューションは、ハイドロプレーニング現象を早期に検出し、車両制御のための最適な速度を提示する。

さらに深刻なハイドロプレーニング現象が検知された場合は、タイヤ・インテリジェンスからの情報を取得したキュービックスソフトウェアがシャシーアクチュエーターに車両を安定させるよう指示を出す。このように、グッドイヤー・サイトラインとの相乗効果により、ステアリングの操舵性を確保し、車両の応答性や安定性を向上させ、ドライバーの負荷を軽減する。

ZFによると、グッドイヤー・サイトラインとキュービックスの統合は、ソフトウェア定義車両(Software Defined Vehicle、SDV)の時代において、キュービックスの価値をさらに高めることになるという。これにより、ユーザーは車両運動制御とタイヤ・インテリジェンスの両方で、カスタマイズと最適化が可能になる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る