9割がサステナ素材のコンセプトタイヤが登場!ニュル耐久シリーズへ全戦参戦、2024年も本気のトーヨータイヤ…東京オートサロン2024

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TOYO TIRES…東京オートサロン2024
TOYO TIRES…東京オートサロン2024全 36 枚

1月12日より千葉県の幕張メッセで開催されている「東京オートサロン2024」。トーヨータイヤは、サステナブル素材使用比率90%のコンセプトタイヤを発表し、サステナビリティへの取組みを強くアピールした。

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発表されたコンセプトタイヤは、同じくサステナブル原材料の使用比率を90%と大幅に高めたモデル。サステナブル素材とは天然由来などの再生可能な「リニューアブル素材」と、すでに何らかのカタチで使用したものを再利用した「リサイクル素材」から構成される原材料のこと。

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今回はリニューアブル素材としてバイオマス由来のブタジエンゴム、バイオマス由来のスチレンブタジエンゴム、籾殻灰シリカ、植物由来オイル、バイオ由来ポリエステル繊維などを採用。これらだけで全体の約60%を締める。

さらに富山大学と共同研究を行った二酸化炭素を原料としたブタジエンゴム、再生カーボンブラック、再生ビードワイヤー、再生スチールコードなどを全体の約30%使用。合計で90%をサステナブル原材料とするコンセプトのタイヤの開発に成功したのだ。

富山大学との共同研究で課題解決、トーヨータイヤの清水社長も力強くコメント

TOYO TIRE株式会社 代表取締役&CEO 清水隆史氏TOYO TIRE株式会社 代表取締役&CEO 清水隆史氏

代表取締役&CEO 清水隆史氏は「タイヤメーカーとして持続可能なモビリティ社会を見据え、大地に触れるタイヤをサステナブルな商品にする取り組みを進めています。そこでコンセプトモデルでは主要原料の90%をサステナブルなものに変え、富山大学と共同研究の二酸化炭素を原料としたブタジエンゴムも配合しています。

TOYO TIRE株式会社 代表取締役&CEO 清水隆史氏TOYO TIRE株式会社 代表取締役&CEO 清水隆史氏

今後のカーボンニュートラル社会に向けてEV化も加速していく。電動化によって荷重が増し、トルクが高まることは周知のこと。EVを支えるタイヤが大口径化するトレンドは、トーヨータイヤに対するアドバンテージでもある。来るEV時代のモビリティを支えていきます」とコメントした。

モータースポーツ参戦は本気度200%!ニュル耐久レースへフル参戦でPROXESを鍛え上げる

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さらにモータースポーツに対する取り組みも発表。近年積極的にモータースポーツに取り組むトーヨータイヤだが、ドリフト、ニュルブルクリンク、ラリーと幅広い取り組みを行う。

レーシングドライバーの木下 隆之選手レーシングドライバーの木下 隆之選手Ring RacingのUwe監督Ring RacingのUwe監督

まずビッグニュースは、今年もニュルブルクリンク24時間耐久レースに木下隆行選手が参戦。さらに24時間耐久だけでなく、ニュルブルクリンクで現地耐久シリーズにフル参戦を決めた。

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マシンはトーヨータイヤ With Ring Racingとしてトヨタ『GRスープラ GT4 evo』タイヤは専用の「PROXES Slick」を採用する。参戦チームであるRing RacingのUwe監督も気合十分で、シリーズを戦い抜く意気込みを語ってくれた。

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「ダカール2024」で注目を集めているのが、新カテゴリー「Mission 1000」に参加する「HySE-X1」。水素燃料エンジン実験車両でホンダ、カワサキ、スズキ、トヨタ、ヤマハが協力。大きな気温差や負荷を水素エンジンで走り切るチャレンジを今まさに敢行中。タイヤは「オープンカントリー S×S」を採用。過酷なオフロードを耐え抜く耐久性とトラクション性能の高さがダカールを駆け抜ける。

TOYO TIRE 清水社長(左)/ マッド・マイク選手(右)TOYO TIRE 清水社長(左)/ マッド・マイク選手(右)

ドリフトではド派手なドリフトで世界的な人気を誇るマッドマイク選手も、D1GP参戦を発表。若かりし日に乗っていたというマツダ『サバンナRX-3スポーツワゴン』をベースに、今シーズンまでFDJを戦った4ローターツインターボRX-7を製作したTCP Magicとタッグを組んでの戦い。もちろんこのRX-3にも4ローターエンジンが搭載され、痺れる快音でD1GPでのポディウムを目指す。

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さらに2022年のFDJチャンピオンである松山北斗選手が、新開発のトヨタ『GRカローラ』でD1GPに参戦。「Team TOYO TIRES Drift」としてチャンピオン獲得を目指す。装着タイヤは「PROXES R888R Drift」で、今回展示されるマシンにはSEMA2023でお披露目されたARTISAN APIRITSのエアロが装着された。マシンの開発はHKSによって行われる。

AIKAWA Racing with トーヨータイヤの総監督を務める哀川翔さんAIKAWA Racing with トーヨータイヤの総監督を務める哀川翔さん

哀川翔総監督は5年ぶりにアジアクロスカントリーラリーにチームとして参戦を発表。FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESとして久しぶりとなる海外ラリーにチャレンジとなる。同時に長年トーヨータイヤのドライバーを努めている川畑真人選手は、今年もラリーとドリフトの両刀使いでの挑戦。タイヤを滑らせることにかけては超一流の川畑選手だけに、さらなる今シーズンの活躍に期待したい。

レーシングドライバーの川畑 真人選手レーシングドライバーの川畑 真人選手

2024年のトーヨータイヤは例年以上にニュースがもりだくさん。ブースには木下選手がニュルを戦った本物のGRスープラ、マッドマイク選手の新車RX-3ワゴン、そして同じく新車投入となる松山選手のGRカローラ、それらを含めた6台の展示があるので、ぜひ立ち寄ってみてほしい!

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《加茂新》

加茂新

加茂新|チューニングカーライター チューニング雑誌を編集長含め丸15年製作して独立。その間、乗り継いたチューニングカーは、AE86(現在所有)/180SX/S15/SCP10/86前期/86後期/GR86(現在所有)/ZC33S(現在所有)。自分のカラダやフィーリング、使う用途に合わせてチューニングすることで、もっと乗りやすく楽しくなるカーライフの世界を紹介。

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