ナンバーとれないけど欲しい! スズキ キャリイ マウンテントレイル…東京オートサロン2024

キャリイ・マウンテントレイル(東京オートサロン2024)
キャリイ・マウンテントレイル(東京オートサロン2024)全 14 枚

東京オートサロン2024、スズキのブースは3種のコンセプトカーを展示している。2023年にそれぞれ新型となった『スイフト』と『スペーシア』、そして『パーキャリイ』をベースにしたカスタムカーだ。

スーパーキャリイ マウンテントレイルの詳細写真

●スイフト・クールイエローRev

「スイフト・クールイエローRev」は、メタリック感のあるマットイエローでカラーリングされた車両。新型に追加されたクールイエローをマット調に仕立てた特別色が特徴。内装やパワートレインなどは市販されている新型スイフトから変更はない。外装の変更点はヘッドライト上1/3くらいを覆うヘッドライトガーニッシュが装着される。もちろんクールイエローでボディと同じ色に塗られている。フロントアイコンの印象ががらりと変わる。市販モデルでもボディコーディネートされたヘッドライトガーニッシュオプションが欲しくなる。

●スペーシア・パパボクキッチン

もう1台は、「スペーシア・パパボクキッチン」というキャンピングカーのようなカスタムカー。コンセプトは親子でアウトドアキャンプを楽しんでコミュニケーションを深めようというもの。車中泊ではなく、アウトドアキッチンを重視した装備になっている。エクステリアはほとんどベース車のままだが、オプション、市販用品などをふんだんに取り入れた、スペシャルキッチンカーになっている。

乗員シートに変更はなく、荷室に収納やビルトインキッチンを装備している。グリルやシンクは引き出し式になっている。折り畳み式のテーブル、いす(2脚)、折り畳み式のコンテナカート、ポータブルバッテリー、水タンクなども展示されていたが、展示してある用品はすべて荷室に収納可能だという。小物類はグリルなどを収めたボックスの引き出しや棚にしまうそうだ。折り畳み式の用品やポータブルバッテリーなどは荷室の残りの空間に入れる。

スペーシア・パパボクキッチン(東京オートサロン2024)スペーシア・パパボクキッチン(東京オートサロン2024)

●キャリイ・マウンテントレイル

最後に紹介するのはスーパーキャリイを大幅に改造した「キャリイ・マウンテントレイル」。こちらのカスタマイズは徹底している。平台ボディのあおり板をとりはずし、特注ワンオフのロールケージ+ルーフキャリア―+フロントバーが装着される。左右のドアは取り外され、パイプフレームのサイドバー式のドアに交換される。荷台のバーにはハイジャッキとスペアタイヤが括りつけられている。フロントにはLEDルーフランプもつく。

コックピット後部のストレージスペースの窓(左右・後方)は取り外され樹脂製のメッシュネットがはめ込まれる。当然エアコンは意味がないので取り外されている。

リアバンパーもパイプフレームになっているが、軽規格を維持するため荷台の後端は少しカットされている。おそらくナンバーはとれないので、規格サイズは気にする必要はないが、コンセプトカーデザイナーのこだわりだ。

キャリイ・マウンテントレイル(東京オートサロン2024)キャリイ・マウンテントレイル(東京オートサロン2024)

タイヤはジオランダー(165/65R14)。ダンパーは前後ともに社外品に交換されていた。マフラーもチューニングパーツと思しきものが付けられていた。下回りやサイドステップなどにチッピング塗料が吹き付けられキズや汚れを前提としたハードな外装だ。

内装にもチッピング塗装が施され、あくまでハードな仕様だ。シートはオリジナルのロゴ入りのフルバケットタイプ。Aピラーには乗り降りのガイドハンドルが固定されていた。センターコンソールにはキルスイッチもある。カーナビやオーディオはなく、防水タブレットが装着されていた。

改造費だけで300万円以上かかりそうだが、想定している用途は、雪山、自然公園、海岸などのレンジャーやパトロール車両、災害時等のレスキューカーとしても使えるかもしれない。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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