エムズスピードは車種に合わせた“一番カッコいい”を表現する5台を展示…東京オートサロン2024

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エムズスピード…東京オートサロン2024
エムズスピード…東京オートサロン2024全 31 枚

毎年のように新たなエアロパーツでトレンドを造り続けるエムズスピード。今年の東京オートサロン2024ではアルファード、ヴェルファイアをはじめ、5台の新作を登場させてアピールした。

GRACE-LINE、LUV-LINE、GLMRS-LINEなど、数多くのエアロラインアップを展開するエムズスピードは、納車と同時にカスタマイズされた新車が手に入るコンプリートカーというトレンドを作り出したことでも有名だ。エアロパーツメーカーと新車コンプリートカーの二つの顔をもち、長年の実績を誇るエムズスピード。今回の東京オートサロンのブースにはヴェルファイア、アルファード、レクサスLX、RX、さらにはプリウスを登場させ、各車に向けて新たにデザインされた新作エアロを披露した。エムズスピードのエアロデザインのコンセプトはあくまでも車両のキャラクターに合わせて最適化したデザインを追求すること。いくつかのエアロシリーズはあるものの、エムズスピードのイメージやシリーズの概念に縛られることなく、自由な発想でエアロをデザインしているところが評価されているのだ。

そんな新作を順に見ていくこととしよう。最初に注目したのは今回のオートサロンでも注目のベース車となっていた40系アルファード/ヴェルファイアだ。ブースの正面に2台を並べて展示するスタイルなのは「アルファードとヴェルファイアを同列に扱い、それぞれのスタイルを個別に追求するのが40系でのコンセプト」だとエムズスピードでは考えている。

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まずはヴェルファイアのフェイスが印象的。40系になってヴェルファイアのみに設定されることになった2.4Lターボエンジン。パワフルな走りをサポートするこのエンジンを選ぶヴェルファイアユーザーも多いだろう。そこからエムズスピードではヴェルファイア=スポーティを前面に押し出したエアロを注入することにした。

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一番のポイントとなるのはフロントハーフ。迫力満点の純正グリルを持つヴェルファイアだが、ハーフスポイラーを設置できるスペースはごくわずか。そんな限られたスペースで存在感あるデザイン処理を込めているのも同社の得意とするところだ。

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リップ中央部には横に広がったエアスクープ形状を設置、これがスポーティを体現する重要ポイントとなった。両サイドにはLEDデイライトを備えたデザインで、鋭角でシャープなフォルムを作る。さらにフォググリルからフェンダーへと回り込む部分は大きく立ち上げ、ハーフスポイラーながらバンパーとの一体感&ボリュームを感じさせる。

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下部を見るとフラップ状にボトム部を広げる形状にしているのも独特。細部まで入念に作り込まれたスポーティイメージがヴェルファイアの特徴となった。

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対してアルファードはガラリとイメージが異なるフロントハーフスポイラーを投入している。印象的なのはグリル下の、いわゆるAラインをしっかりと造形して縦方向のラインをきっちり通している点。しかもその下部にはブロック形状の造形処理を施して変化を付けているのも独特のデザイン思想だろう。さらにハーフスポイラーの中心を左右方向に真っ直ぐ貫くプレスラインを通しているのもクリアでシャープな印象。ヴェルファイアのスポーティとは異なり、アルファードにはラグジュアリー・上質をテーマにしたハーフスポイラーデザインを注入しているのが感じられる造形となった。

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両車のサイド、リアまわりは共通デザインのパーツを用いる(リアはリフレクター形状が異なるためアルファード用/ヴェルファイア用が別設定)。リアエアロの特徴はボトム部分にブロックデザインを投入したインパクト十分なもの。さらに同社の4本出しマフラーを組み合わせたリアビューは迫力も十分(マフラーレス仕様のリアエアロも用意する)。

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サイド後方真っ直ぐ下方向に伸ばすリップ形状でリアまわりのスクエア感を強調しボトムヘビーのフォルムをしっかり作り込んでいるのも特徴だ。

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次に注目したのはレクサスLX600。その堂々たるボディサイズから、ボリューム感を感じさせるエアロ・アレンジがテーマになった。巨大なグリル部分に負けない迫力を引き出すために、フロントハーフスポイラーの形状はかなり個性的かつ大胆。グリル直下部分を大きく前に突き出すバンパー状の形状にしているのもハーフエアロではまず見ないデザイン処理だ。

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しかもフォググリル部分を見るとわかるのだが、センター部分を大きく上に持ち上げたエアロ形状としているところも特徴。これはフェイスまわりの厚みや存在感を感じさせるための工夫のひとつなのだとか。リップ部との間は横長のグリル形状になっているが、ここには黒アルマイト処理を施したメッシュを用いてグレード感を感じさせる。上質なクルマのエアロはあくまでもハイクオリティであるべき、そんなエムズスピードの開発理念が体現されている部分でもあるだろう。

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サイドステップには同社お得意の手法としてステップ自体をサイド方向からカバーするエアロをデザイン。さらに角ラインを強調したオーバーフェンダー(片側35mm)もホイールの選択肢を広め、巨体の安定感を増すボトムヘビーシルエットを作るのに一役買う。

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レクサスRX350にはLXとは対照的にスタイリッシュさやシャープさを引き出すエアロワークが込められているのが見て取れる。フロントハーフは純正の複雑なプレスラインを踏襲するように、Aラインの下部にブロック形状をさりげなく付加する。また印象的なのはサイド方向につながる部分に、すぱっと切ったような平面を用いている点だろう。プレスラインによる切り返しを駆使してフェンダー側へとつながるライン作りは芸術的とも言える処理となった。

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そして最後にチェックしたのが60系プリウス。ツルリとしたワンモーションフォルムを阻害するようなエアロワークは似合わない。そこで注目なのがサイドステップだ。ボディ後方に大きなくびれを持つプリウスのボディサイドの特徴をそのまま生かして、サイドステップはボトム部を一直線に、ボディへのフィット部は大きくアールを描くメリハリのあるデザインとした。

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こうすることでボディのくびれが一層強調され、グラマラスなラインがアピールできるという。まさに車種ごとの特性を生かしたエアロデザインの真骨頂とも言える部分のひとつがこれだ。さらにプリウスの普段使いを考えてフロントハーフは薄く設計、路面へのヒットを緩和。乗りやすさの追求もこだわった点だ。

5台のデモカーはそれぞれのベースをより生かすデザイン処理が施されているのがわかったのでは無いだろうか。コンプリートカーも含めてクルマを丸ごとドレスアップする手法に長けているエムズスピードなので、トータルコーディネートを任せても安心感満点だ。愛車のドレスアップに迷ったらまずはチェックしたいブランドだ。
エムズスピードの公式サイトはこちら

《土田康弘》

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