[音響機材・チョイスの勘どころ]メインユニット…非ディスプレイ・メインユニットの選択におけるポイントは?

ケンウッド・DPX-U760BT
ケンウッド・DPX-U760BT全 1 枚

愛車のサウンドシステムを「今よりもっと良くしたい」と考えているドライバーに向けて、その思いを実現させる際の製品選びのコツを解説している当シリーズ。現在は「メインユニット」の選び方について解説している。

今回からは、「非ディスプレイ・メインユニット」の選び方を説明していく。ちなみに、現在もっとも選ばれることの多い「メインユニット」はズバリ、「AV一体型ナビ」だ。しかし「カーナビは要らない」、もしくは「ナビはスマホアプリで良い」と考えるドライバーも増えていて、そのような層の多くは今や「ディスプレイオーディオ」を選択している。「ディスプレイオーディオ」なら、モニターが付属しているので映像系のコンテンツも楽しめる。また、バックカメラの映像も映し出せる。

しかし「ディスプレイオーディオ」は昨今、価格が高くなってきた。高機能なモデルが人気を博しているからだ。でも非ナビ派のドライバーの中には価格が高いことを嫌って「カーナビは要らない」と考える向きも少なからずいる。そうであると「ディスプレイオーディオ」は不向きだ。そしてその場合には「非ディスプレイ・メインユニット」が候補の上位に浮上する。

ちなみに実際、「非ディスプレイ・メインユニット」はほとんどの機種がリーズナブルだ。ひと昔前には高音質であることを強みとするハイエンド機も存在していたが、今はそのようなモデルは姿を消し、手頃なモデルばかりになっている。

さて、その中からどのようなモデルを選べば良いのかというと…。

まず「非ディスプレイ・メインユニット」は、大きく2タイプに分類できる。1つが「2DIN機」でもう1つが「1DIN機」だ。

この2つのどちらにするかは、以下のように考えると良いだろう。まず「センタークラスターパネルの空きスペースをメカで埋めたい」と考えるならば、「2DIN機」が向く。または、「多くの選択肢の中から好みのモデルを選びたい」と考える場合には「1DIN機」が向く。製品ラインナップの数は、「1DIN機」の方が圧倒的に多い。

ちなみにいうと、センタークラスターパネルの空きスペースが1DIN分しかないクルマもある。そうであれば当然ながら、選ぶべきは「1DIN機」となる。そのようなケースも少なくないこともあり、「1DIN機」の方が数多く作られている。

今回は以上だ。次回は各社のラインナップを具体的に検証していく。お楽しみに。

《太田祥三》

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