ホワイト人気減少、ブラックのシェア増加…BASFが2023年自動車カラートレンドを発表

BASF自動車OEM塗料カラーレポート2023
BASF自動車OEM塗料カラーレポート2023全 6 枚

無彩色の中でホワイトの人気が減少し、ブラックのシェアが増加していることが指摘されている……。BASFジャパンは1月17日、2023年の自動車カラーレポートを発表した。このレポートは、自動車のカラーが色域において変革期を迎えている現状を明らかにしている。

【画像全6枚】

トレンド
●伝統的かつ基本的な自動車の色域の変化
●無彩色(ホワイト、ブラック、グレー、シルバー)が依然として優勢
●有彩色は安定

無彩色は、ホワイト、ブラック、グレー、シルバーといった色で構成され、依然として市場を支配している。しかし、ホワイトのシェアは減少傾向にあり、ブラックがそのシェアを奪っている。一方、有彩色は市場シェア19%で安定しており、ブルー、レッド、ブラウン、ベージュなどの色が人気を保っている。

地域によって消費者の好みは異なり、北米では明るいシルバーが、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)では暗い色合いが好まれる傾向にある。EMEAでは無彩色が2ポイント増加し、特にプレミアム車種でエフェクト顔料の使用が増えている。ドイツではブルー、スペインとイギリスではレッドとオレンジ、フランスではグリーンが好まれ、イタリアでは有彩色の割合が最も多い。

北米では無彩色が2ポイント増加し、明るい色合いが人気を集めている。アジア太平洋地域では有彩色がわずかに増加し、特にグリーンの人気が高まっている。南米では無彩色が大部分を占め、シルバーの割合が最も高い。

このレポートは、BASF本社のコーティングス事業部が2023年の世界の自動車生産と乗用車への塗料適用に基づいて作成したもの。

《レスポンス編集部》

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