「EV充電器なし」マンションの未来---日産と積水ハウスがWEBドラマ制作

『未来にまかせる君』
『未来にまかせる君』全 12 枚

EV充電器の設置が住宅の将来価値に影響を及ぼす……? 特に集合住宅におけるEV充電設備のニーズが高まる中、その設置についての認知不足が業界の課題だという。日産自動車は、EV充電設備の普及を促進するため、SFコメディWEBドラマ『未来にまかせる君』を制作した。

【画像全12枚】

●集合住宅におけるEV充電設備の義務化

日産は、集合住宅にEVの充電設備がないことがEV購入の障壁であるという調査結果を踏まえて、2023年1月に、積水ハウスとともに、住環境とEVのより良い関係性を目指した「+e PROJECT(プラスイープロジェクト)」を発足させた。

東京都では、2025年4月から新築マンションへのEV充電設備の設置が都条例により義務化される。また、+eプロジェクトを通じて既存の集合住宅への設置も促進されており、EVライフの普及がさらに進むことが期待される。

●住宅価値に直結するEV充電設備

かつて「風呂無し物件」と呼ばれたように、将来的には「EV充電器なし物件」という言葉が生まれるかもしれない。EV充電設備は、住環境に欠かせないインフラとなりつつあり、その有無が不動産の将来価値に直接影響する可能性が考えられる。

日産自動車は、EV充電設備の普及を促進するために、SFコメディWEBドラマ『未来にまかせる君』を制作した。このドラマは、未来やパラレルワールドから来た7人の主人公が織りなすコミカルなストーリーを通じて、EV充電設備の重要性を伝える。また第二弾、「未来にまかせる君【解説編】もっと知りたいEV充電器のイマ」(2月6日公開予定)では、実際のデータや事例をもとにEV充電器設置の現状とその重要性を解説する。

積水ハウスは、集合住宅において住戸毎に専用接続するEV充電器の設置に取り組むなど、ZEH(ゼロエネルギーハウス)を基軸にしたカーボンニュートラル時代の新しいライフスタイルを提案し、業界を超えた連携を推進している。

《レスポンス編集部》

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