ヤマハ発動機、グローバルでの金融事業を統合へ 米国・カナダを皮切りに

ヤマハ発動機のグループ会社であるYamaha Motor Finance Corporation(以下YMFC)は、米国およびカナダにおける金融サービス事業会社「Yamaha Motor Finance Corporation, U.S.A.」「Yamaha Motor Finance Canada Ltd.」の全株式を取得したと発表。グループ全体の金融サービス事業の統括・支援機能を強化する。YMFCはグループ全体の金融サービス事業を統括するグローバル本部として、本格的な活動を開始することになる。

これまでヤマハ発動機で担っていた金融サービス事業の運営管理機能の大半をYMFCに移転することで、ガバナンスや事業管理機能に加え、市場環境変化への対応、安全かつ確実な資金調達、各市場のノウハウや強みの共有をより専門的かつ機動的に実行・支援する。さらに、以下の3点を強化する。

(1)急激に成長する金融サービス・ビジネスのリスク管理およびガバナンスの高度化
(2)デジタル技術革新を積極的に取り込んだイノベーションの推進と事業競争力の強化
(3)金融サービス事業に精通した人材のグローバルマネジメントの強化・活用推進

これらの目標達成のために、YMFC内に「統合リスクマネジメント」「イノベーション」「グローバル人材開発」の各部門を新設した。

今後、YMFCは米国およびカナダの株式移転を皮切りに、全世界の金融サービス事業会社を統合し、本社機能の完全移転を予定している。ヤマハ発動機は、2022年2月に発表した中期経営計画において、金融サービス事業を既存事業を支える重要なコア事業と位置づけており、グローバルな事業運営体制の確立・強化を進めている。これにより、顧客が製品・サービスを購入しやすい環境を整え、製品販売・サービス提供の拡大につなげるとともに、金融サービス事業の持続的な成長拡大を目指すという。

《レスポンス編集部》

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