ホンダの新型電動SUV『プロローグ』、4万7400ドルから…3月米国発売へ

ホンダ・プロローグ
ホンダ・プロローグ全 10 枚

ホンダの米国部門は1月26日、新型電動SUVでEVの『プロローグ』(Honda Prologue)を3月、米国市場で発売すると発表した。現地ベース価格は、4万7400ドル(約700万円)だ。

ホンダ・プロローグホンダ・プロローグ

プロローグは、ホンダの北米市場におけるEV量販モデルラインアップの第一弾に位置付けられる。ホンダブランドにとって、高い競争力を持つ電動SUVが目標に掲げられた。デザイン面では、エアロダイナミクス性能を重視した。これにより、航続を延ばし、キャビンノイズを低減することを目指している。

プロローグは、GMの「アルティウム」バッテリーを搭載し、ホンダとGMの共同開発モデルになる。アルティウムバッテリーは、大容量のパウチ型セルをバッテリーパック内で垂直にも水平にも積み重ねることができる方式を採用している。これにより、エンジニアは各車両のデザインに応じて、バッテリーの蓄電容量やレイアウトを最適化することができるという。

ホンダ・プロローグホンダ・プロローグ

シングルモーターの前輪駆動モデルの場合、モーターは最大出力212hp、最大トルク32.6kgm。デュアルモーターのAWDモデルの場合、モーターは最大出力288hp、最大トルク46kgmを引き出す。バッテリーの蓄電容量は85kWh。1回の充電での航続は、シングルモーターの前輪駆動モデルの場合、最大476kmに到達する。最大出力150kWのDC急速充電を利用すれば、およそ105kmの航続に必要なバッテリー容量を、約10分で充電できる。

グーグル(Google)の新世代インフォテインメント「Google built-in (グーグル・ビルト・イン)」を車載化した。プロローグでは、11.3インチの大型センタータッチスクリーンに採用される「Googleアシスタント」により、ドライバーは前方の道路から目を離さず、かつステアリングホイールを持ったままで、音声によって安全にさまざまなシステムを操作することができる。メッセージの送信やルート案内、メディアや車両機能、対応するスマートホームデバイスの操作も可能だ。

ホンダ・プロローグホンダ・プロローグ

また、プロローグには、「Googleマップ」が組み込まれる。これにより、Googleマップが、11.3インチのセンタータッチスクリーンに表示される。Googleに話しかけることで、運転をしながら自宅までのナビゲーションや到着予定時刻の共有、最寄りの充電スタンドの検索、店舗の営業時間の確認などが、安全に操作できるようになる。

さらに、「Google Play」が車載化される。車内でお気に入りのアプリを楽しんだり、ダウンロードしたりすることができる。スマートフォンを使わずに車内から直接、音楽やポッドキャスト、オーディオブックを聴くことも可能。豊富な車載用アプリケーションによって、快適に移動時間を過ごせるようにした、としている。

ホンダ・プロローグホンダ・プロローグ

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
  2. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  3. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  4. VWの小型ミニバン『キャディ』、改良新型を生産開始…5月末ドイツ発売へ
  5. BMWの新型車、ティザー…実車は5月24日発表へ
  6. MINI ハッチバック 新型の頂点「JCW」、今秋デビューへ…プロトタイプの写真を公開
  7. スズキ スーパーキャリイ 特別仕様は“For Your Work Buddy”…デザイナーの思いとは?
  8. BMWが14車種の新型車を発売へ…『X3』や『1シリーズ』に新型 2024年
  9. 「トゥクトゥク通学」学生の問題意識から生まれたレンタルサービス、実証試験を開始
  10. 『セリカ』はGRで復活か? エンジンは?---トヨタの名車が再登場へ
ランキングをもっと見る