ポルシェ、スマホアプリを大幅改良…EV向け機能が充実

ポルシェのスマートフォンアプリ「マイポルシェ」の改良版
ポルシェのスマートフォンアプリ「マイポルシェ」の改良版全 6 枚

ポルシェは1月29日、スマートフォンアプリ「マイポルシェ」を大幅に改良すると発表した。新しいアプリでは、車両機能へのアクセス、充電プロセスの管理、出発前のルート計画などをスマートフォンで行える。

新しいホーム画面は、顧客の経験、願望、要求に基づいて開発された。より多くの情報、明確な概要、追加機能を提供し、ユーザーはひと目で関連情報を見つけ、ホーム画面から直接多くの機能を起動できる。クイックアクションの数はモデルによって異なり、EVでは、アプリ内のすべての関連充電機能を1か所にまとめた充電ウィジェットがある。スクロール機能と基本機能の優先順位付けにより、頻繁に使用される機能への直接的なアクセスが可能になる。

ポルシェは、Appleの「CarPlay」内でアプリを通じて車両機能を統合する最初の自動車メーカーになった。オーディオプロファイルの設定、ラジオ局の変更、エアコン設定の変更、アンビエントライティングの制御などが可能だ。また、パフォーマンスダッシュボードを新設。ポルシェの顧客はCarPlayでリアルタイムのパフォーマンスデータを確認できる。これには最高速、Gフォース、燃費、平均速度、走行距離、ゼロエミッションでの走行距離が含まれる。

CarPlayでの経験と車両機能の組み合わせにより、ステアリングホイールボタンから直接起動できる音声制御「Siri」を使用して、多くの車両機能を制御できる。iPhoneと車両の接続は、マイポルシェアプリを通じて行う。多くの顧客の要望に応え、ポルシェは40万台を超える既存の車両にこの機能を提供する。これには、「PCM 6.0」のインストールが条件になる。

米国仕様の『タイカン』に用意された「Apple Maps」のEVルーティング機能が、世界中のより多くの車両に拡大展開される。EVルーティングは、車両の充電状態を考慮し、ルート上の標高変化などの要因を分析して、適切な充電場所と推定充電時間を提案する。

「Apple Watch」ユーザー向けの新機能も追加された。マイポルシェアプリを通じて、車両情報、車両状態、出発前の空調の調整、車両の施錠と解錠を、Apple Watchから行える、としている。

《森脇稔》

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