防傷・防汚・耐紫外線性に優れた“圧倒的にタフな塗料”…ラプターライナー

防傷・防汚・耐紫外線性に優れた“圧倒的にタフな塗料”…ラプターライナー
防傷・防汚・耐紫外線性に優れた“圧倒的にタフな塗料”…ラプターライナー全 5 枚

コロナ禍を境に、キャンプなどのアウトドアが再びブームになったことで、最近改めてピックアップトラックに注目が集まっている。国内におけるピックアップトラックは、これまでトヨタが唯一「ハイラックス」を発売していたものの、2月15日には三菱自動車から新型「トライトン」の発売が控えており、ここにきて盛り上がりを見せている。

ピックアップトラックの最大の魅力は、アウトドア用品が泥や砂で汚れても、気にせずに載せられる荷台の自由さにある。ただ、ユーザーとして気になるのが、ある程度、耐久性があるとはいえ、アウトドア用品などを積み込んだ際にどうしてもついてしまう荷台の傷などではないだろうか。ピックアップトラックとは用途が違うものの、農作業や建築資材などを運搬する軽トラックの荷台にも同様の課題がある。

そんな課題を解決してくれる革新的なポリウレタン塗料を、1月に開催されたカスタムカーの祭典「東京オートサロン2024」で発見したのでご紹介したい。

イギリス生まれの硬化コーティング剤「ラプターライナー」

ラプターライナーとは、塗装するだけでボディをキズや汚れから保護し、さらに優れた耐水性により錆を抑える効果も備えているイギリス生まれ(U-POL社)の高耐久ウレタン素材を成分とした他機能コーティング塗料だ。一般の自動車塗装の硬度(硬さ)はH~2Hくらいとされているが、ラプターライナーは6Hの硬度を持っており、洗車機はもちろん、デッキブラシなどでこすっても、傷がほとんど付かないほど丈夫である。

また塗布した表面は艶消ししたざらざらとした結晶塗装のような仕上がりになるため、ビジュアル面でも好みのカスタマイズが可能となっている。

またトラックの荷台を始め、アルミや鋼板、樹脂、木材など様々な材質に塗装が可能なのも大きな特徴であり、その特徴を生かし、消防車のボディ保護や、鉄道関係では、標識や列車に雪をつきにくくする防雪対策、農機具メーカーでは泥が付きにくく落ちやすい防汚用などに、既に導入が進んでいるとのことだ。

またスプレーガンはもちろん、刷毛やローラーを使用することも可能で、様々な質感が得られることもポイントである。乾燥することで塗装表面にシワが寄るように縮れる結晶塗装のため、塗りムラが起こりにくく、塗装経験があまりない方でも安心して塗装できるのも特徴だ。

ただし施工後、完全に塗料が沈着するには、1週間~10日ほど(気温などによって変化)日数が必要で、その間に万が一水滴に触れてしまうと、色抜けしてしまうため、施工には余裕を持ったスケジュールが必要だということは頭に入れておきたい。

このように“コーティング”と一言で言っても、車の美観(艶など)を保つためのものから、ラプターライナーのように傷や汚れなどの耐久性に特化したものまで様々な製品がある。車の用途に応じて、それぞれの製品を使い分けながら、クルマを綺麗に長く、そして楽しく乗って頂きたい。

《カーケアプラス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る