ホンダ、電動オフロードバイクの世界シリーズに参戦

ホンダCRエレクトリック・プロト
ホンダCRエレクトリック・プロト全 3 枚

ホンダ・レーシング(HRC)は、電動オフロードバイクの世界戦であるFIM E-Xplorer World Cupに、HRCが運営するワークスチーム「Team HRC(チーム・エイチアールシー)」として、電動モトクロスバイク「CRエレクトリック・プロト」で参戦する。

ホンダは、2050年までに同社の製品と企業活動全体でカーボンニュートラルを実現する目標を掲げている。特に、2040年代には二輪製品の電動化を完了させることを計画で、その一環としてモータースポーツの分野でも電動二輪車レースに挑戦している。

昨2023年、CRエレクトリック・プロトを使用して全日本モトクロス選手権に参戦した経験を持つホンダは、技術の強化を目的に新たなレースに挑むことを発表した。ホンダ・レーシングの代表取締役社長である渡辺康治氏は、「HRCとして、カーボンニュートラルへの取り組みを強化する中で、FIM E-Xplorer World Cupへの参戦を決定した」と述べ、実戦での技術研鑽と人材育成を加速させる意向を示した。

使用する車両は同じくCRエレクトリック・プロトだ。ライダーには、スペイン出身のトーシャ・シャレイナ選手とイタリア出身のフランチェスカ・ノチェラ選手が名を連ねている。両選手はそれぞれダカールラリーやイタリアのレディースエンデューロ選手権で優れた成績を収めており、チームの強力な戦力となることが期待されている。

FIM E-Xplorer World Cupは、2023年にスタートした電動オフロードバイクの世界戦で、男女混合チームが競い合う。今年の開幕戦は2月16日から17日にかけて大阪府吹田市の万博記念公園で開催され、その後ノルウェー、フランス、スイス、インドでレースが予定されている。

《レスポンス編集部》

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