日産のピックアップトラックにNISMOパーツ装着、オフロード仕様を設定…シカゴモーターショー2024で発表へ

日産 フロンティア の「フォルスバーグ・エディション」
日産 フロンティア の「フォルスバーグ・エディション」全 10 枚

日産自動車の米国部門は2月5日、ピックアップトラック『フロンティア』(Nissan Frontier)に、オフロード仕様「フォルスバーグ・エディション」を設定すると発表した。実車は2月8日、シカゴモーターショー2023で初公開される予定だ。

写真:日産 フロンティア の「フォルスバーグ・エディション」

◆NISMOオフロードのリフトアップキットなどで足回りを強化

同車は、フォーミュラ・ドリフトでチャンピオンに輝いたクリス・フォルスバーグ選手と、同選手が率いるフォルスバーグ・レーシングと協力して開発された。フォルスバーグ選手は、バハ・カリフォルニアで開催された過酷なNORRA 500レースに、フロンティアで参戦。量産車クラスで優勝し、フロンティアの耐久性と「NISMOオフロード」パーツの性能を実証した。フォルスバーグ・エディションには、そのノウハウが生かされている。

フォルスバーグ・エディションには、NISMOオフロードのリフトアップキットをはじめ、鍛造アッパーコントロールアームや高性能ショック、ヨコハマ製ジオランダーX-ATタイヤ(265/70/R17サイズ)、NISMO製キャットバックエキゾーストなど、NISMOオフロードのサスペンションパーツを装着した。これにより、走行性能を向上させている。

また、17インチのアクシス製ビードロックホイール、ロックスライダー、LED照明内蔵ルーフラックなど、NISMOオフロードパーツを装備した。フォルスバーグレーシングのデカールとフォルスバーグレーシングのエンブレムが、砂漠でのレーシングルックを完成させているという。

フォルスバーグ・エディションの価格は、車両本体プラス9999ドル。日産ディーラーで新車または2022年モデル以降に装着することができ、2024年秋に発売される予定だ。

◆最大出力310psの3.8リットル V6搭載

フロンティアは、日産のミッドサイズピックアップトラックだ。現行型は、米国市場で日産が60年以上もの間培ってきたピックアップトラックの経験を生かし、パワーや性能だけでなく実用性や操縦安定性、最新のテクノロジーを兼ね備え、仕事とアドベンチャーのどちらにも活躍するモデルとして開発された。

パワートレインは、最大出力310psを生み出す直噴3.8リットル V型6気筒ガソリンエンジンだ。トランスミッションは、9速ATを組み合わせる。このトランスミッションは、ロックアップ領域の拡大、レスポンスの高い電動油圧システム、長いインプットシャフトを採用することで、素早くダイレクトなシフトレスポンスを追求した。

サスペンションは、オンロード、オフロードで乗り心地とハンドリングを追求した。油圧キャブマウントが、走行時のキャビンの振動を80%低減する。クラスでは唯一となるウレタン製のバンプラバーによってダンピングを制御する。大径フロントスタビライザーとリアスタビライザーが、車体のロールを軽減しトラクションを向上させる、と自負する。

◆ヒルスタートアシストとヒルディセントコントロールを標準装備

4WDシステムは、電子制御のパートタイムトランスファーケースによって操作される2WD/4HI/4LOモードを備えたシフトオンザフライ4輪駆動システムだ。4輪にLSDが組み込まれており、トラクションの低い路面でのグリップ力を高めて、駆動輪に動力を伝達する。ヒルスタートアシストとヒルディセントコントロールを標準装備しており、ドライバーが急勾配を上り下りするのをサポートする。

オフロードモードを備えた「日産インテリジェントアラウンドビューモニター」を搭載する。オフロードモードは「4LO」を選択して低車速で走る際に、車外に設置された4台のカメラ映像によって上空から車を見下ろしているかのような映像をディスプレイに映し出し、オフロード走行を支援する。オフロードモードでは、車両の4WDシステムが4LOの位置にある時、カメラを自動的にオンにする。これにより、オフロードでボディの擦り傷やへこみを抑える。タイトなオフロードを走行する際に効果的という。

クルーキャブのオフロード仕様「PRO-4X」グレードでは、リアに電動デフロックを組み込む。牽引性能は、最大6720ポンドを確保した。「トレーラースウェイコントロール」を標準装備する。これは、キャンピングカーなどを牽引する場合に、車体の揺らぎを検出し、ブレーキを自動的に作動させて揺らぎを抑え、ドライバーが自信を持って牽引できるようにする先進運転支援システム(ADAS)のひとつだ。フロントには、2つの牽引フックも備えている。

《森脇稔》

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